満室
休日、昼下がりのショッピングモールのトイレ。
なんであんなに全個室が埋まっんるねん!!
奴の波は急激に訪れる。
特にこの時期、外は唸るような暑さだが、施設内の隅々までキンキンに冷やされた空調の中にいると、寒暖差でお腹は芯まで冷やされる。
すると、ギュルル〜と下り竜と共に、猛烈な腹痛と焦燥感に襲われることになる。
そうなれば、グッと力を引き締めて、競歩と言わんばかりの早足で記憶の中にあるトイレの方向へ向かったかけて行く。
この時、「ひょっとしたらもっと近くにあるかも!」と、より近いトイレを目指しての冒険は危険だ。
少々遠くても、確実にトイレがある場所を目がける方が、結局は早く辿り着くことができたりする。
そこまでして、焦りの中でも頭は冷静にトイレを探し求めたところで、個室が満室だと太刀打ちができない。
こちとら、トイレに着くまでの時間を逆算して引き締めの力を計算しているのに、、、
ゴール直前でゴールテープが遠のいたような気分。
「くそっ!満室か!」と思い、別のフロアのトイレに急いで駆け込むとそこもまた満室。
これを3回繰り返したりする。
もう、目の前やのに。
「近くて遠い甲子園」ならぬ「近くて遠いトイレ」
それにしても、なぜに休日の昼下がりのトイレはあんなにも人が殺到しているのか。
電車と共に、トイレも時差出勤が必要だ。
時差出勤することで、“ウォシュレット3分間プレゼント“なんて特典があったりするとあの大渋滞を回避できるかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?