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心配性なあなたのためのロドス島旅行記

ギリシャのロドス島に旅行しました.ロドス島は見どころが少ないため,ガイドブックでもあまり触れられておらず,情報収集がなかなか難しい気がしています.

そんな不安を感じさせるロドスへの旅行での筆者の体験談をここにまとめます.心配性の方へ役立つことを期待して.

このコンテンツは全て,2023/06時点での話です.

心配性なあなたへ向けたコンテンツ

交通の便,バスの乗り方・降り方

ロドス国際空港に到着した後,ロドス島の北東の隅に位置する市街,Rhodes townに行くときの方法を示します.

空港を出るとすぐに交通量の多い道路に直面します.その道路に沿った場所で,バスに乗るかタクシーを捕まえることが可能です.バスとタクシーは市街に行く交通の便としては適当です.筆者はバスを使用しました.バスの利用方法を以下に述べます.

空港を出て左手に向かうと,カフェがあります.その目の前がバス停です.バス停の雰囲気は以下ストリートビュー参照.余談ですがこのストリートビューの画像はかなり古いらしく,2023/06現在とは,カフェの雰囲気が全く変わっていた気がします.今のほうがカフェに活気があります.

バスは昼間であれば,およそ15分か30分間隔で到着するイメージがあります.
バスは大体遅れてきます.最大で20分遅れを経験しましたが,平均して大体10分ぐらい遅れます.
バス停には電光掲示板がありますが,実際のバスの到着と同期はしていないっぽいので,バスは来ていないが電光掲示板から所望のバスの表示が消える,などはざらです.またバス停にはQRコードがあり,それを読み込むと,実際にバスが何分後に来るかがわかるらしいですが,まあ気休めです.辛抱強く待ちましょう.

運賃はバスに乗るときに現金で支払います.ドライバーの方に,Google mapを見せて,ここに行きたい,いくらか,と聞けば運賃を答えてくれます.運賃を支払うとレシートを渡してもらえます.

車内ではまれに,バスの関係者が途中で乗車し,乗客が運賃を支払ったかどうかの確認をしに来るイベントが発生します.その時は,運賃と引き換えに受け取ったレシートを係員に見せましょう.レシートの一部が割かれた後,返却されます.それで確認完了です.

バスを降りるときには,車内にあるボタンを押します.日本のバスとほぼ似たようなボタンの形状なので,混乱することはないでしょう.しかし稀に,とても古い形式のバスが走ることがあるようで,その時は車内にボタンが二つしかなかったりなど,割と不安になりました.新しい車両はボタンが沢山あるので,不安になることはないでしょう.

筆者は市街に近いバス停「HOTEL BLUE SKY」で降りました.ここまでの運賃は3.5€でした.

買い物,物価,クレカ事情,チップなど

市街にはいたるところに日本のコンビニ相当のお店があります.店名に「Super Market」と書いてあるものがそれです.「HOTEL BLUE SKY」のバス停のそばにもあります.

個人的おすすめは以下のストリートビューに示す,「Food Market」というお店です.このお店は近隣のSuper Marketとは異なり,若干の生鮮食品や,店内併設のパン屋さん,また洗濯物を干せるロープなどの品ぞろえが揃っています.なんでもいいのですが,店名はすごく安直だと思います.

物価は大体以下のイメージです.€の金額は実際の金額を切り上げてます.割と過ごしやすいお値段だと思います.

$$
\begin{array}{ | l | r | r | l | } \hline
商品 & 金額€ & 日本円(大体)& 備考 \\ \hline\hline
水(1.5L) & 1€ & 150円 & ホテルに常備しましょう \\ \hline
水(500mL) & 0.5€ & 75円 & あって安心 \\ \hline
ポテチ & 2€ & 300円 & クソデカなので日本の二倍相当\\ \hline
(コンビニの)マフィン & 2€ & 300円 & これもクソデカサイズ\\ \hline
カップラーメン & 3€ & 450円 & マルちゃんとかのが売ってる\\ \hline
モンスターエナジー & 2€ & 300円 & クソデカサイズ\\ \hline
謎のココア牛乳(500mL?) & 2€ & 300円 & おいしすぎて二回買った\\ \hline
洗濯干すためのロープ & 1€ & 150円 & 助かる\\ \hline
レストランでの晩ごはん & 20€ & 3000円 & ドリンク・前菜・メインでこれくらい\\ \hline
ジェラート(ダブル) & 7€ & 1050円 & おいしい\\ \hline
\end{array}
$$

クレジットカードはどこでも使えます.Master cardが使えたので,visaも使えるはずです.クレジットカードのタッチ決済が一般的で驚きました.

レストランでのチップは,地球の歩き方によると,料金にサービス料が含まれない場合,多くても15%らしいです.料金にサービス料が含まる場合は多くても10%らしいです.金額の肌感覚はさっぱりわかりません.

チップを払う際は,クレジットカードで請求額を支払った後,テーブルにチップを置いておけばいいようです.請求額と一緒にチップを払うようなことはないようです.店員さんは客が退店したのち,チップをテーブル上から回収しているようです.チップの額の肌感覚がわからないのも,この支払方式によるところも大きいです.

観光地へのアクセス

観光地は旧市街,Old townになります.以下のGoogle mapにおける,意味ありげな点線で囲まれている範囲がOld townです.

新市街からならどこからでも歩いて5分10分ですので,旧市街へのアクセスは徒歩で問題ありません.また旧市街には入口が沢山あります.この辺りはぜひ迷ってください.ちなみに,車専用の入り口だろう,と思われる箇所からでも全然入れるようです.

また,旧市街の「ヒポクラテス広場」は,商業的に盛んな場所です.にぎやかな場所を求める場合,ここを訪れましょう.この広場につながる通りには何でもあります.

お土産を買う場所

旧市街に行けばたいていのギリシャ土産は購入することができます.地中海でおなじみナザールボンジュウがモチーフのグッズや,ギリシャっぽい謎の像など,ザ・お土産的なものをはじめ,石鹸,海綿なども買えます.またオパールを使用したアクセサリーが目を引く宝石店もいたるところにあります.またおもちゃ屋さんには,正規品かどうか疑わしい商品も売っている気がするので,念のためよく確認しましょう.

余談:旧市街の中にお手頃なお土産屋さんが固まっている通りを見つけたのですが,残念なことにその通りの名前は失念しました.割と広く長い通りで,坂になっており,坂の両端にお店が並んでおり,ジュエリーのお店,ハンドメイドショップ,自然志向の食品やせっけんを売っているお店,おもちゃ屋さんなど,何でもありました.坂の下りの端にはレストランがあり,その近くには屋根などがあり日陰になってた,など思い出せることが多いのですが…残念です.知っている人がいたら教えてください.

食品のお土産としては,新市街にあるコンビニや,空港で購入することも可能です.有名な食品ははちみつや,ローカルお菓子バクラバなど.
お土産のバクラバは2個入りで2€程度の金額感です.現地で買ってホテルで味見して,大量に買うかどうかを決めましょう.味はおいしい部類だと思います.

治安

感覚的には普通の外国の観光地,といった形で,警戒していればスリに会うこともぼったくられることもありませんでした.

お店の店員さんはみな親切でにこやかです.観光地らしく,店員さんは割と話しかけてきます.英語が喋れない相手に対しても丁寧に接客してくれます.もちろん人によるところは多いですが,露骨に態度が悪い人はいませんでした.

観光中,いつの間にかハンドバッグのポケットのファスナーが空いていたりしましたが,これは自分で気づかず開けたのかどうかはわかりません.念のため警戒しましょう.

その他

蚊が結構います.割とでかい蚊が.始末した感触が手に残るサイズなので,虫を嫌うなら虫よけスプレーが必須です.

6月のロドスはずっと昼間のように明るかったです.感覚の話になりますが,朝6時にはもう昼の明るさで,夜9時に突如真っ暗になります.朝焼けと夕焼けの時間が少ない気がしています.時間の感覚が狂います.

湿度が低いため,洗濯物は日向に干せば割とすぐ乾く気がします.筆者が泊まったホテルは西向きだったため,日陰の時間が長く,ユニクロのエアリズムを乾かすのに6時間はかかりました.

猫が沢山います.地域の人が朝になるとカリカリの餌をあげているようです.

旧市街のお店は朝早くには開店していません.少なくとも朝10時にはどこも閉まっていました.朝10時でも大変に明るく,かつ人がいないため,写真を撮るチャンスともいえます.

おまけ:楽しい旅行記

以降はただの記録です.ご興味あれば.ちなみに,有名な観光地の写真はあまり載せませんので,これからロドスに行く方も安心して見ることができます.

ロドス国際空港は,飛行機から降りた後ににバスに乗って空港の建物に連れていかれるタイプでした.ちょっと不安になるやつ.以下は空港の建物に入る直前の写真.

ロドス国際空港.暑いので半袖がよい.日焼け注意.

その後わたわたしながらも無事バスに乗り,ホテルに向かいました.昼前に着いたのでチェックインを待ちつつ若干観光しました.以下は旧市街の外で見つけたスターバックス.グローバル展開しているようなお店は旧市街の中にはなく,外にあったイメージ.ZARAとかもどっかにあった.

スタバ.見知ったロゴが外国にもあると嬉しくなっちゃう.

一日目はこんな感じでぶらぶらしつつホテルにチェックインして寝ました.なんてったって飛行機乗り継いで18時間ぐらいかかりますからね.

ロドスには一週間ぐらい滞在しました.しかし今回の旅行は仕事の出張であり,二日目から最終日の二日前ぐらいまではずっと仕事でした.RODOS PALACE HOTELというホテルで会議だったのです.以下ホテルの会議場見取り図.
あとRHODESという表記とRODOSという表記があるんですがこれ何なんですかね?ニホンとニッポンみたいな感じなんですかね?

クソデカホテルダンジョンマップ.宝箱はありませんでした.

75周年とからしく気合入っていました.

きらびやか75.奥のデスクでシールとかもらえました.やったぜ.

以下は一番大きな会議場.ここで発表する人はさぞ緊張することでしょう.

クソデカカンファレンスホール.ずっとトイレの消臭剤のにおいした.

そんな感じで会議を頑張って聴講したり発表したりなどしました.日々ぐったり.

そんなこんなで空き時間を見つけては観光したりなどしました.ロドスらしい写真を以下に二枚だけ載せます.

夕方のヒポクラテス広場.今思い出しましたが上裸の男性が割とちらほらいました.
ビーチ.青い.パラソルはビーチの場所によって色を変えている様子.ここは青.ほかの場所は白とか黄色とか赤とかあった.お気に入りのパラソルを見つけよう!

後は食べ物の写真を.
以下はスズカキャ.スパイスが若干利いた肉団子にトマトソースがかかっている.ギリシャの家庭料理らしい.とてもおいしい.おいしかったので異なるレストランで食べ比べたほど.

スズカキャ.このお店の入り口にTrip Advisorおすすめ!的なことが書いてあった.おすすめは信頼できた.

以下はヒポクラテス広場のそばにあったアイスクリーム屋さん,ダビンチジェラート的な名前のお店で買ったアイス.下はキャラメル.上の黒いやつはまさかのバニラ味である.店員さんにおすすめを聞くと試食させてくれた.気前がよい.しかし店員さんの無限に試食させてやるぞという雰囲気を感じ取り恐怖を覚えたため,二種類試食した段階でこれ以上の試食は遠慮した.

アイス.支払いの前に商品を渡されてんぱった筆者は,アイスの持ち方がおかしくなった.財布を開けてカードを出せかつアイスを保持できる,最良の手の形を一瞬で導き出したつもりらしい.きしょいだけであった.

以下は朝食のバイキングで盛ったヨーグルト.ギリシャのヨーグルトは水分が切られており,むっちりした食感だった.ジャムは自然な甘さがおいしい.果物のみずみずしさはほどほどだったが,ヨーグルトを水っぽくせず,かつ食感が感じられ,おいしかった.
プレーンのヨーグルトの横にはブルーベリーだか何だかわからないが紫色のベリーの味のヨーグルトも並んでおり,毎朝どちらを食べるか悩んだ.なのでたいていは両方とも食べた.

ヨーグルト.最強のヨーグルトを実現するため,ジャムや果物をこれでもかというほど盛った.しかし人の欲望と卑しさを体現するヨーグルトとなってしまった.

旅行記はここで終わりです.ロドスは人生で一番か二番といえるほどよいところでした.この記事が皆様の旅行に役立てば幸いです.

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