
#33 なんでもかんでもカタカナにしようとする夫
1週間お疲れ様でした!上海在住のKumaです。
私のアメリカ人夫は定期的に日本語ブームが来る。ブームというのは、一生懸命日本語を覚えようとするモードに入るのだ。
今月末夫は日本出張がある。今回は私と一緒ではなく同僚と滞在するので少しでも日本語を話してカッコつけたいのだと思う。
昨日も急に、「今から日本語で話して」と無茶振りリクエストが始まった。
割とカタカナで言ってみれば日本語になる
夫は我々にはカタカナという便利な言語があることを知っている。hotelはホテルだし、coffeeはコーヒーだし、jacketはジャケットだし。
「なーんだ!ちょっとコツを掴めば日本語は全て覚えられるね」と調子に乗った夫は全てをカタカナ風で日本語にしてくる。さすがに全てをカタカナで話すことは難しいと伝えたらガッカリしていたが。
まぁ確かにgood ideaもグッドアイデアで通じるし、横文字ばかりの日本語だからカタカナでトライしたくなる気持ちも分かる。
意地でも漢字にする中国語
それに比べて、どんな外来語もカタカナなどという生ぬるいことをせず意地でも漢字にするのが中国語だ。
中国では外資系のお店、例えばスタバやケンタッキー、ユニクロなども全て漢字の名前がついている。
スターバックス→星巴克 (Xīng bā kè)
ケンタッキー→肯德基(kěn dé jī)
ユニクロ→优衣库(yōu yī kù)
と言った具合に、音と店の意味をちゃんと漢字で表しているのだ。漢字の分かる日本人としては、街を歩いていて「なるほどこんな漢字になってるのか」と考えたりするのが楽しい。
中国語の面白いところは店名だけではない。例えば映画の登場人物や土地名も全て漢字だ。
ハリーポッターも哈利·波特 (hā lì bō tè)になるし、ミッキーマウスは米奇老鼠(mǐqí lǎoshǔ)らしい。なぜ老ネズミになるかはふしぎだが...
こんな調子で全ての名称における漢字を覚えなければいけないわけだから、中国人の記憶力と漢字を使いこなすんだという気合いはとんでもないなといつも感心する。
と話は戻り夫の話。
前の記事でも書いたように夫は、新しい言葉を覚えた!→嬉しい!→しかも人にすごいって言われた!→もっと覚えたい!
という思考回路で、教科書などで机上で学ぶタイプの性格ではないので、今度の日本出張でもまたたくさんの日本人と出会い褒められ、学習意欲を高められて戻ってきてほしいと陰ながら期待している。
最後までお読みくださりありがとうございました♪