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#56 国際カップルが第三国に住む面白さを考えてみた

こんにちは、上海在住のKumaです。

私の夫はアメリカ人、アメリカで育ち、家族もみんなアメリカに住んでいる。
私は日本人、日本で育ち、家族もみんな日本に住んでいる。

「じゃあ、私達はどうする?」

国際カップルに付きまとうこの「どこに住むか」問題、私達は現時点では二人が出会ったここ上海で一緒に生きるという結論を出している。

つまりどちらかの母国に住むのでは無く、第三国で生活しているのだ。

いつまで上海にいるのか?
いつかはアメリカか日本もしくは別の国に移住するか?という結論は出ておらず、今は二人とも上海に仕事があるので生活を続けているといったところだ。

今日は、そんな私達国際カップルが自分達の母国ではない第三国で生活する面白さを考えてみたので書いてみようと思う。

この国に"住まわせてもらっている"同志になれる

私も夫も、この国中国では”外国人”として扱われる。

ビザを取得したり、引っ越し時の外国人住民登録をしたり、外国人としてやらなければいけないことが同じである。そうすると2人で協力してそれらの課題に立ち向かっていくことができるのである。

犬の登録でさえも2人で警察に一緒に出向いた。誰も英語が話せなくて夫と翻訳アプリで四苦八苦しながら登録手続きをしたのも大変だったがいい思い出である。

外国人としての暮らしは楽しい事もたくさんあるが、時々その国に少し愚痴りたくなる時がある。そんな時は2人で一緒になって文句を言うことができるのだ。

例えば数年前のコロナ禍の時がそうだった。”ゼロコロナ”を掲げ数ヵ月のロックダウンを強行した上海。外に1歩も出られない生活、そのアパートに一人でも陽性者が出ればそのアパート全員が隔離施設送り。

そんな気が狂いそうな辛い生活の中で、一緒に文句を言いながら乗り越えられたのは、我々がともに”外国人”としてこの国に住んでいるからだと思う。

もし彼と日本に住んだら彼だけが”外国人”になり(アメリカに行けばその逆)、どうしても立場が異なってしまうので、今のような”同志”の関係にはなれないと思う。

もし彼が日本の何かについて愚痴ったり文句を言っていたとしたら、私はやはり日本人として複雑な気持ちになってしまうかもしれない。

アメリカに住んで、アジア人として感じる苦悩を夫にどれだけぶつけたって完全に理解はしてもらえないかもしれない。

まぁあくまでこれは推測で、世界には、パートナーの母国もしくは日本で外国人パートナーと素敵な生活をしている方々がたくさんいることもこのnoteを通じて知ることができた。私が知らないメリットや良いことも沢山あるのだろう。

いつまでここ第三国で生活をするのかは未定である。将来もし子供を持ったら考え方も変わるかもしれない。どちらかの母国で生活したほうが安心と思うかもしれない。

ただ今のところ、”同志”として一緒に頑張っている感じが第三国で住むことの面白さなのかもしれない。と思ったのだ。

花が咲き始めていた、暖かくなる日も近いのだろうか

最後までお読み下さりありがとうございました♪



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