朝の満員電車とエレクトリカルパレード
お盆に色々と考え事をしていたらふと思い出した大学時代のエピソード。
千葉の実家から都内の大学に通っていた私は、毎朝スーツのおじさん達と一緒にぎゅうぎゅうの電車に押し込まれて通学してました。
当時、授業とレポートとバイトでそこそこ多忙な生活をしていて、朝の電車はただでさえ憂鬱な朝をより一層憂鬱にする要因のひとつでした。
そんな私が編み出した、憂鬱な朝を少しだけハッピーにする習慣。それが電車の中でエレクトリカルパレードを聴くことでした。エレクトリカルパレード、フルで聞くと約25分あってディズニーのいろんなキャラクターが出てきます。最初の1秒から最後の1秒までずっとディズニーの世界観に浸ってられます。朝の殺伐とした満員電車がパレードになります。
ただエレクトリカルパレードは25分しかありません。聴き終えて、夢から醒めた気分になった私がやっていたもう1つの習慣が、目の前のおじさんの生活を想像することでした。回転ずしに行ったら1番最初に食べるのは意外とサーモン、とか、お風呂上りはビールよりもソフトクリーム派、とか。これをしてると、目の前のおじさんを愛おしく感じるというポジティブな効果があります。電車でおじさんにサンドイッチされても、うわ最悪、、とイライラすることなく、今日も頑張ってね♪みたいな温かな気持ちでおじさんを見ることができます(今思えば小娘が何様)。
その後社会人になり、大阪に引越して来てからは、そこまでの満員電車に乗る機会もなく、むしろ座って会社の最寄り駅まで行けるので、寝て過ごしてます。最寄り駅に着いた瞬間、ほんの一瞬先の駅まで行っちゃおっかな、と迷うのを振り切って降りるときのしんどさはありますが、やっぱり朝座れるのは楽だな~と思います。
ただ社会人4年目を迎え、少しづつ「大学時代」がつい最近の出来事でもなくなってきた今、ふと思い出して懐かしくなったので書いてみました。ほんの些細な習慣でしたが、まさに私の大学時代の日常のひと場面。切り取って残しておいたら、また懐かしいな~と思えそうなのと、満員電車を楽しむテクニックとして、もしどなたかの参考になれば。
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