『スペースヴィーナス』starring モーニング娘。【PS2 全タイトルレビュー】#123
発売日: 2001年1月11日
ジャンル: ミュージックビジュアルソフト(インタラクティブ映像)
発売機種: PlayStation 2
ストーリー
宇宙ステーションを舞台に、モーニング娘。がLOVE(Life Oriented Virtual Energy)を生成するクルーとして登場。ステーション内のエリアを選んで映像を楽しむ内容で、360度映像の操作やミニゲーム、ビデオ編集などが組み込まれています。
主なキャラクター
当時のモーニング娘。メンバー9人が出演。中澤裕子、矢口真里、加護亜依などが登場し、ファンにとっては馴染み深いメンバーが揃っています。
特徴
360度映像体験: ユーザーが視点を自由に操作でき、モーニング娘。のパフォーマンスを様々な角度から鑑賞できる。
ビデオ編集モード: ミュージックビデオを自分で編集し、エフェクトを追加できる「Morning Musume TVDJ」モードを搭載。
ミニゲーム: 宇宙ステーションを舞台にしたシューティングゲームなどのミニゲームも楽しめる。
良い点
ファン向け要素: モーニング娘。ファンには大きな魅力。メンバーのパフォーマンスを様々な形で楽しめる。
映像編集の楽しさ: 自分の好きなように映像を編集できるため、クリエイティブな体験が可能。
悪い点
ゲーム性の低さ: ゲームとしての要素が薄く、あくまでビジュアル体験に特化しているため、一般的なゲームプレイヤーには物足りないかもしれない。
画質の問題: 映像をアップにすると画質が劣化するため、技術的な限界が感じられる場面がある。
システム
360度映像技術を駆使し、プレイヤーがカメラの視点を自由に操作できるシステムが特徴。また、ビデオ編集モードでは、リアルタイムで映像にエフェクトを追加し、楽曲に合わせてビデオをカスタマイズできる。
移植
他のプラットフォームへの移植はされておらず、PS2専用タイトルです。
評価
ファン向けのコンテンツとしては一定の評価があるものの、ゲームとしての満足感は薄いとされています。インタラクティブな要素が新鮮であり、360度映像体験は斬新ですが、長く楽しめるコンテンツではないという声もあります。
影響
ミュージックビデオとインタラクティブ映像の融合という新しい試みとして注目されましたが、同様のスタイルのソフトが続かなかったため、後世に与えた影響は限定的でした。
ユーザーの声
ファンからは「メンバーのパフォーマンスを様々な角度から見られるのが楽しい」といった声が多い一方で、「すぐ飽きてしまう」「ゲーム性がほとんどない」といった批判もあります。全体的には、ファン向けの特別なコンテンツという評価が主流です。
総評
『スペースヴィーナス』は、モーニング娘。ファンにとって貴重な映像体験を提供するソフトであり、特に360度映像やビデオ編集機能が魅力です。しかし、一般的なゲームと比べるとゲーム性が薄く、特定のユーザーに向けた内容になっています。ファンにとっては「宝物」となる一方で、ゲーム性を重視するプレイヤーには物足りなさが残るかもしれません。