【楽器雑話①】ネット通販
こんにちは。
北海道上川郡にて農業家をしています
farm_310です。
テーマの前に
ザックリと私の半生を語りますと・・
・生まれ~高校まで北海道旭川市で過ごし、ロックバンドに憧れを抱く。
・大学進学を建前にバンドデビューを目指し上京。
・夢破れ、縁のあった東京の楽器店(ギターやベースなど)にて勤務。
・十数年勤務した後、農業に興味を抱き、退職。
・生まれた旭川市近郊の上川郡某所で農業研修開始~独立し現在に至る
と、まぁこんな感じですが・・
今回は、私がどっぷり浸かった楽器屋さんの現状をベースに買い物の仕方に関して考えてみました。
というのも、私が高校生の頃、旭川市内に複数あった楽器店は今や1店舗のみ(私が知らないだけならスミマセン)。。
「不況の波が地方の楽器業界にも押し寄せてるな~」
と思った矢先、実はそうでもないらしい。。
ネット通販売上が右肩上がりとか。。
流行り病の巣ごもり需要が影響している
とのことですが
※元同僚/メーカーさん談
現物を見ずに
ウン万もする商品を購入する
ってリスクを感じませんか?
ここでは、
・ネットでギターやベース関連のご購入を検討してる
などの方と情報共有できたらなと。
どうぞお付き合い下さい。
都心部の優位性が下がってる?
都心部と地方都市の店舗では商品展示数に圧倒的な差があると思います。
私が在席していた店舗も、もれなくアンテナショップ的な役割がありました。
それ故に・・
店舗には現物確認、購入はネットから
なんて方、ザラにいましたね。。
これが地方在住だと難しくなります。
実物に触れられる機会が
圧倒的に少ないんです。。
でもですよ
言ってしまえば、ソレだけなんです。
今では、
調べたいことをすぐ知れる
環境になってきました。
楽器に関して言えば、
動画サイトで、ある程度どんな音がするか分かる時代です。
お店に足を運ぶ必要性が昨今薄れ始めてますよね。。
店舗側も通信販売で売上があるなら
「ワザワザ高い家賃払ってまで、都心部でお店を構える必要ないよね」
となるのも頷けるトコロがあります。
それでも店舗を構える理由
ネット通販を利用し、商品不具合などのトラブルを体験したコトはありますか?
私も、とある電動工具をネットで購入し、速攻不具合があり、あせったクチです。。
すぐ電話したトコロ、下請けらしきカスタマーサービスに繋がりました。
勿論、購入した商品について、詳しいはずもなく、、という対応でしたね。。
というように、
何かあった時、頼りになるのが店舗
というわけです。
せっかく商品を買うのなら、安心して買いたいですよね?
その信用部分として、店舗を構えるというのが、現状、多い理由なのかなと感じます。
余談ですが、地方で長くやられてる店舗店員さんは知識が豊富な確率、高いです。
こういった方はとても貴重デス。
楽器関連のネット通販注意点
・アンプなどの機械類
個体差が少ない機械モノを購入する際、
どうしても価格が決め手となりがちです。
ココで注意が必要なのは、
メーカー保証がついているか
という点ですね。
特に海外ブランド製品は要注意ですよ!
同じ商品でも異様に価格が安価なモノを見かけたコトないですか?
コレ、その販売元が直接買付した可能性があります。
日本で販売されている海外ブランド製品は従来、輸入代理店を介して楽器店に卸されています。
ですから、売価決定までの流れが
・海外ブランド
↓仕入れ1
・輸入代理店
↓仕入れ2
・楽器店
→仕入れ1、2を足した額より売価を算出
というように流れになります。
が、
直接買付した場合・・
・海外ブランド
↓仕入れ1
・販売元
→仕入れ1の額にて売価を算出
となるので、売価に違いが生じるんですね。
こういった買付商品は、
販売元保証
となります。
不具合があれば
「販売元で、面倒みますよ」
というものです。
「なんだ普通だね~」と思うかもしれませんが、
壊れた時に近くの楽器店に持ち込んでも、修理の受付が出来ない
となるわけです。
「メーカー保証」がついてる商品は、
実際に購入していない店舗でも修理対応してくれるんですよね。
※楽器店がその輸入代理店とお付き合いがなければ別。ほぼ、無いと思いますが。
「販売元保証」を持った商品の修理依頼は当時、結構出くわしました。。
持ち込たれたお客様には、申し訳ないですが、本当に何も出来ないんです。。
※モノによっては買取がNGな場合も。。
こういった商品をご購入する際は、
商品説明に
「メーカー保証付」
と入っているかを確認してみて下さい。
記載が無ければ、ご購入前にご確認を!
・ギター/ベースの場合
掲載している商品画像が、楽器店側で撮影されたものかを注目してみて下さい。
定番の量産モデルは、メーカーで用意したイメージ画像が存在します。
見た目に違いが出にくいモデルは、コチラを利用している店舗、結構あります。
最悪、掲載してるだけで在庫が無い..なんて場合も。
あとは杢目が出てるモデルは、
掲載画像と大きく異なりガッカリ..
なんてことも。
私も当時、地方の方より、
「購入前に実物の画像を別途撮影し、メールで欲しい」
なんてお問い合わせを結構受けました。
ウン万もするお買い物ですから、多少のワガママ、楽器店側も応じてくれますよ!
ただ、冷やかし半分の問い合わせが過ぎると、楽器店員側に気付かれます。
その場合、徐々~に塩対応になる可能性がありますので、ご注意を。。
結局、上手く付き合っていく
近くの店舗に無いモノ、価格の折り合いがつかない場合、通販に頼るのは致し方無いですよね。
ただ、本っ当~に困った時には最寄りの店舗に頼らざるを得ないということも忘れずに。。
だからこそ、最寄りの楽器店が無くならないように、たまにお買い物してあげて下さい。。
具体的には・・
・弦やピックなどの消耗品
・楽器のメンテナンス依頼
・音楽雑誌
などなど、、
足繁く通えば、顔も覚えられ、
また~にサービスなんかもあるかもしれませんよ!
以上、
最後までお付き頂き、ありがとうございます!
たまに、こんな楽器談話を発信していきますので、またのお付き合い、宜しくお願い致します。
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