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Road to 香港ダービー2024-25世代レーティングTOP10第5回(11/05)

週末の沙田開催ではなんと6頭の4歳馬が勝ち上がりました。2週間ぶりにランキングにも変動がありました。

127 / - Ka Ying Rising カーインライジング(NZ/4)
95 / - Wunderbar ヴンダーバー(AUS/4)
90 / - Magic Control マジックコントロール(AUS/4)
88 / - Gorgeous Win ゴージャスウィン(AUS/4)
87 / - Call Me Glorious コールミーグロリアス(AUS/4)
86 / - Stunning Peach スタニングピーチ(IRE/3)
85 / - Bottomuptogether ボトムアップトゥギャザー(AUS/4)
84 / - James Tak ジェームスタク(AUS/4)
83 / - Rubylot ルビーロット(AUS/4)
83 / - Packing Hermod パッキングヘルモード(AUS/4)
83 /  Glory Elite グローリーエリート(AUS/4)

 ということで、クラス3のスイスプログラムハンデキャップ(1200m)を2馬身半差で快勝したグローリーエリートが、レーティングを+9の83として、世代10位に浮上しています。

11/3沙田8R結果(racing.hkjc.comより)

 133ポンドのトップハンデでこの内容は強いですね。ここ2走はパッキングパワー(Packing Power)、ゴージャスウィンといい勝負をしていましたので勝つとは思っていたのですが、それにしても圧巻の内容でした。これは次走が楽しみです。

 このほか日曜のレースでは、2レース組まれていたクラス3の1400mでマイウィッシュ(My Wish)ステップスアヘッド(Steps Ahead)が勝っています。これでレーティングはマイウィッシュが71(+7)、ステップスアヘッドは70(+6)となり、80到達まであと少しです。マイウィッシュのほうは陣営もクラシックマイルを意識しているようで今後に注目です。

 日曜に勝利したあと3頭はジェネヴァ(Geneva)がレーティング+7の66、カリフォルニアトータリティ(Californiatotality)が+6の65、フライングラック(Flying Luck)が+5の55としています。ジェネヴァはここ2戦が133、135ポンドを背負っての連勝なのでかなり地力があるように思います。

 さて今週はまず水曜のハッピーバレーにフルクレジット(Full Credit)が登場します。昨シーズンを6戦3勝で終え、レーティングを80まで上げて臨んだ9/22の今シーズン初戦はまさかの10着に大敗。初のハッピーバレー参戦で巻き返しを狙います。ドローは1枠と絶好ですがどうなるでしょうか。

11/6ハッピーバレー8R出馬表(racing.hkjc.comより)

 そして日曜の沙田開催は大注目です。まずクラス2の1000m戦では、ヴンダーバーマジックコントロールが直接対決。ヴンダーバーはジョッキークラブスプリントという話もありましたので、直線1000mのここに出てくるのは意外でした。ジョッキークラブスプリントには同厩のヘリオスエクスプレスが出走しますので、そのあたりの兼ね合いもあったのかもしれませんが、この日はクラス2の1400m戦も組まれていて、この先距離を伸ばすことを考えればこちらに回る手もあったような。確実に勝ちにきたということでしょうか?

 ただここを簡単に勝てるかというと、マジックコントロールはかなりの強敵です。キャリアわずか3戦で挑んだ前走のGⅢナショナルデイカップで2着、ここにトップハンデで出走しているウィズキッドには同斤で先着しています。1000mではこちらに分がある可能性も。 

11/9沙田クラス2 1000m登録馬(racing.hkjc.comより)

 そしてヴンダーバーが出てこなかったクラス2の1400m、パナソニックカップもメンバーが揃いました。なんといっても注目はパッキングヘルモードでしょう。ここまで3戦3勝、前走は大外枠でしたが、まだ余裕のある勝ちっぷりでした。ここも勝っていよいよクラシックマイルの大本命へと名乗りを上げるでしょうか。

 ただ相手も強力です。ルビーロットの前走は3ポンド軽かったとはいえ押し切りそうだったボトムアップトゥギャザーをゴール前強襲して差し切って2連勝、デビュー当初は勝ちきれない印象もありましたが、このところの充実度はNo.1でしょう。

 そして前々走はルビーロットに差し切らたボトムアップトゥギャザーもここに出走、前走はヴンダーバーに及ばずまたしても2着でしたが、果敢にハナを奪ってあと勝利まであと一歩という内容で悲観するものではありません。

 もう一頭、ハーモニーグレート(Harmony Great)も紹介します。ここがデビュー戦のブラジル産馬、ブラジルでは9戦して2勝ですがバリバリの一線級で、リオ3冠の2戦目フランシスコ・パウラ・マチャド大賞(2000m)ではGⅠ制覇も果たしました。
 ここ最近デビューした南米産馬はけっこう苦戦中で、この馬もこのメンバーでの移籍初戦は厳しいかもしれませんが、そこそこ勝負できるようであれば距離実績も十分ですし、一躍香港ダービーの有力候補となってきます。

11/9沙田クラス2 1400m登録馬(racing.hkjc.comより)

 最後に紹介するのがクラス3の1200mに出走するサヴィブリリアント(Savvy Brilliant)です。今シーズンになってからのデビューで初戦は8着に終わりましたが、2戦目の前走で一変、パートン騎手を背に1:08:58のタイムでクラス3を快勝しました。このタイムは今シーズンの沙田1200mではカーインライジングヴンダーバーに続くものでかなりの好タイムでした。

24-25シーズン 沙田1200m勝ちタイム

 ここはまだ125ポンドでの出走ですし好勝負は必至、連勝すればトップクラスの背中が見えてくるでしょうか。

11/9沙田クラス3 1200m登録馬(racing.hkjc.com)


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