Road to 香港ダービー 4歳世代レーティングTOP10 第15回 (1/21)
昨日、4歳シリーズ第1戦香港クラシックマイルの出走登録馬と、香港ダービーの1次登録馬が発表されました。
どうやらクラシックマイルはレーティング79がボーダーラインになりそうですので、今週はそのまでのランキングをご紹介します。
*132(+4) / Ka Ying Rising カーインライジング(NZ)
*100 / Magic Control マジックコントロール(AUS)
*98 / Wunderbar ヴンダーバー(AUS)
93 / Rubylot ルビーロット(AUS)
93 / Packing Hermod パッキングヘルモード(AUS)
*90 / Gorgeous Win ゴージャスウィン(AUS)
90/ Ramadan ラマダン(FR)
*88/ Full Credit フルクレジット(AUS)
#87(+1) / Stunning Peach スタニングピーチ(IRE)
86 / Divano ディヴァノ(AUS)
85 / Bottomuptogether ボトムアップトゥギャザー(AUS)
84 / Call Me Glorious コールミーグロリアス(AUS)
#84(+7) / Noisy Boy ノイジーボーイ
84 / Fast Network ファストネットワーク(NZ)
84 / Johannes Brahms ヨハネスブラームス(GBR)
83 / CAP FERRAT カップフェラ
+83 / GLORY ELITE グローリーエリート
*83 / JAMES TAK ジェームスタク
83 / MICKLEY ミックリー
82 / ALLCASH オールキャッシュ
*82 / AURORA LADY オーロラレディ
#82 / ROMANTIC THOR ローマンチックソー
*80 / GHORGAN ゴーガン
80 / MONDIAL モンディアル
80 / PACKING POWER パッキングパワー
*80 / SIX PACK シックスパック
79 / LUCY IN THE SKY ルーシーインザスカイ
79 / MY WISH マイウィッシュ
79 / TOP GUN トップガン
*はクラシックマイル、香港ダービーともに未登録
#は香港ダービーのみ登録
+はクラシックマイルのみ登録
クラシックマイルへの登録馬はレーティング80のパッキングパワー、モンディアルまでで13頭ですので、79の3頭は上位に回避する馬が出ない限り1頭だけが出走可能ということになります。
日曜のセンテナリースプリントカップでGⅠ2勝目を挙げたカーインライジング、3番人気で6着のマジックコントロールは予定通り4歳シリーズをスキップ、スランプに陥ったレーティング3位のヴンダーバーも登録をしていませんので、クラシックマイル登録馬の中でのレーティングトップは今月12日のクラス2・レーシングクラブカップ(1400m)を勝ったルビーロットと、同レースは4着も12月にクラス2・ハイランドリールカップ(1400m)を勝っているパッキングヘルモードということになりました。
この2頭に加えて1月12日の4歳限定クラス3・白石凹ハンデキャップで134lbのハンデで3着に入ったファストネットワークとトップハンデで6着のミックリー、先月15日の六福ジュエリーDEAR Qハンデキャップでミックリーにクビ差の2着だったカップフェラといった辺りが中心となりそうですね。
とくにファストネットワークは鞍上にC・スミヨン騎手を迎えるということで陣営も相当気合が入っているようです。
ここからは先週の振り返りを。
GⅠのセンテナリースプリントカップにはカーインライジング、マジックコントロールの2頭が出走しましたが、カーインライジングの独壇場となりました。
大外の8番ゲートが心配されましたが、抜群のスタートでハナを切るといつものように残り300mまでは馬なりの競馬、そのから追い出すとあっという間に後続を引き離し、残り100mちょっとでパートン騎手が追うのをやめる圧勝でした。
とてもGⅠとは思えないレース内容での圧勝で、休養中のラッキースワイネスとは対戦していないとはいえ、もはや香港に敵はなしという感じですね。このあとは2月のGⅠクイーンズジュビリーシルバーカップで1400mに初挑戦、そこを勝てば4月のチェアマンズスプリントプライズでスピードシリーズ完全制覇を狙う段取りになります。
このレースっぷりをみれば1400mがこなせないということはないでしょうが、なんとか一矢報いたいヘリオスエクスプレスは1200mより1400mの馬だと思いますので、こちらにもワンチャンスあるかもしれません。
もう1頭の4歳馬マジックコントロールは初の1200m戦がGⅠというのはさすがに厳しく6着、ただいい感じで先行はできましたし1200mの重賞でも十分勝負になりそうです。
もう1つのGⅠスチュワーズカップには4歳馬の出走はなく、ヴォイッジバブルが早め先頭から2馬身差で押し切りました。こちらはこれで3連勝、6歳にして最盛期を迎えたようです。
正月にGⅢチャイニーズクラブチャレンジカップを勝って期待されたパッチオブシータは3番人気と期待を集めましたが7着、再びマイル路線に戻ったカリフォルニアスパングルは最下位の8着と厳しい結果になりました。
GⅠ2レースのほかでは、エイブルフレンドハンデキャップ(クラス2・2000m)が注目でした。
香港ダービーと同じ舞台ということで、ここを目指す4歳馬も出走をしてきましたが勝ったのはリアルスティール産駒のノイジーボーイでした。
逃げ込みをはかるウイニングドラゴンを一歩一歩追い詰めて最後に差し切るという内容を見れば距離はあるだけあったほうがいいタイプなんでしょう。このあとはクラシックカップから香港ダービーへという予定とのことですが、香港ダービーのほうが適性はありそうです。
このレースで1番人気だったミックリーはまたしても差し届かず4着、今回は不利を受ける場面はなかったように思いますがどうも鋭さに欠ける印象があります。連闘での出走でしたが、12日後のクラシックマイルにも登録して出走の構えをみせています。この強行軍がどうでるでしょうか。
クラシックマイルをスキップする組ではスタニングピーチが3着、ロマンチックソーが13着と明暗が分かれました。スタニングピーチはメンバー中2番目の130lbのハンデ、12番ゲートということを考えればまずまずの内容、ノイジーボーイとは9lb差がありましたのでまだ勝負付けはすんでいません。
ロマンチックソーは大外枠から先行するも大敗。前走の3着で軌道に乗ったかと思いましたがなかなか厳しい結果になりました。レース後のマクドナルド騎手も敗因がつかめていなかったようです。
今週は4歳シリーズに参戦しそうな馬の出走は26日の沙田クラス3、オールウェザーの1650mのタレンツアンビション(TALENTS AMBITION)ぐらいで、いよいよ始まる4歳シリーズに向けて静かな一週間になりそうです。