違う、「自ら濡れに行く」が正解だ。
島流し13日目
朝からどんよりした空模様。
早朝は風も波も無く、鳥も鳴かず、奇妙な静けさが漂っていました。
この不気味さは、島ではよく味わいます。
台風です。
「嵐の前の静けさ」と言うけれど、この島では肌で感じることが出来ます。
強い台風が近付くと、ほんの僅かの間、風も音も無くなる間があります。
どんよりと重い空気が、まるで質量を持ったまま固まっているかのようです。
その後、大自然の無差別的な暴力を目の当たりにするのです。
強い台風の「目」に入った時は、一瞬で晴れます。
風がピタッと止み、雨がパッと上がり、太陽が見えたりします。
とても不思議、とても不気味です。
勢力が強ければ強いほど、「目」がハッキリクッキリなので、目に入ったときは穴の底に居るような幻想的な空気を味わえます。
もっとも、その前後に悪夢のような時間があるのですが。
さて、話を戻します。
今朝も同じ静かな空気でした。
鳥も虫も鳴かず、風も波も無い。
生き物は引っ込んでいて、動くものは何もない。
あっという間です。
白い壁が轟音を響かせながら近付いてくるのが見え、バケツをひっくり返したような土砂降り。
3秒でずぶ濡れ。
全力ワイパーでも前は見えません。
傘ですか??そんなの意味ないですよ。
死にたくなければ家にいることです♪
こんな時に最も楽しい事は、海水浴をするような格好で外を全力疾走する事です(笑)
滝に打たれながら走り回る感覚はカタルシスですよ。
奄美にいらしたときは、「濡れてもいい格好」を忘れずに。
現場からは以上です(*^▽^*)
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