【プロセカ】コネクトライブ凄すぎ――有料コンテンツってこうじゃなきゃ!
こんばんは、飛び亀です。
今日は久々にスマホゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(通称プロセカ)について書きます。
プロセカはボカロ曲中心の音ゲーなのですが、今回はこれまで2度ほど開催されている「コネクトライブ」というほぼ完全有料コンテンツのお話です。
↓これまでのプロセカ関連の記事はこちら↓
ゲーム内で開催される参加型の生ライブ!
一番すごいのは「生(ナマ)」ってこと
「コネクトライブ」は、ゲーム内から参加できるライブ型(歌や踊りを見る)イベントです。プロセカにはバーチャルシンガー6人(初音ミクをはじめとするクリプトン製のボカロキャラたち)と20人のオリジナルキャラがいまして、彼女ら・彼らが歌って踊るのを見るというイベントです。
こんなんです。
こうやってゲームのキャラがゲーム内でライブを行う。楽しいですよね。
でもそういうの、これまでのゲームにだってあります。(ライブシーンそのものをゲーム化しているものが多いのかな)
プロセカにも、もともと最初から「バーチャルライブ」というイベントがあって、プレイヤーはアバターを使ってキャラクターライブを見に行くことができました。これも結構それっぽくて、最初はビックリしたものです。音響とか演出の手が込んでいたり、そこで新曲が発表されたり。いつも10分くらいあるし。
このバーチャルライブだけでも「キャラクターライブに参加してる感」は十分に得られていました。歩き回って見る位置変えたり、ペンライト振ったり投げ銭したりできますし。しかし、今回お話ししている「コネクトライブ」は、そうしたゲーム内ライブとは大きく異なります。
これまでのゲーム内ライブは、事前に仕込まれたゲームデータをその場で楽しむ形です。少し語弊のある言い方ですが、テレビの前でアニメ放送を見ているのに近い。(バーチャルライブも時間指定開催などでリアルタイム感を演出してはいますが)
しかしコネクトライブは、「ライブ」という名のとおり、以下のような本物の生放送・リアルタイム要素を取り入れたのです。
開催時間に声優を呼んで、MC等の生演技を投入
開催時間にモーションアクターを呼んで、MC等での生モーションキャプチャーを投入
リアルタイム演出操作(ライト、SE、クラップや合いの手、歓声、またキャラクター表情まで)
キャラクター(声優生演技)がプレイヤー(参加者)からのメッセージ読み、名前呼び等を行う
プレイヤーたちのペンライトカラーでリアルタイム投票、展開変更
※ソースは下記ほか
こうしたナマ要素に加え、1時間以上というガチの長丁場イベント、ゲーム内で通常聞けない・見られないフルバージョン楽曲のダンス、尋常じゃないマジ演出の数々があるため、コネクトライブは原則有償となっております。(1時間のときは2000円弱?、2時間のは3000円でした)
普通にいいお値段ですが、僕は「ああ、有料コンテンツってまさにこういうのだよ」と思いました。ガチャのような射幸心に頼って集金するシステムが今のゲームでは当たり前です(プロセカも例に漏れません)。しかし本物のライブに近い感覚で、課金者=参加者がちゃんと楽しめるイベント。これはだいぶ新しい境地だと思います。
とはいえ、僕は本物のリアルライブも全然見に行ったことないですし、Vtuberとかのライブも見たことないですので、そのへんを知っているとまた違うでしょうか?
リアルライブを超えた(?)演出
それでも、もうちょっと勝手に語らせてください!
リアルタイム要素はこれ以上スクショじゃ表現しきれないので、ここからは演出についてです。
こちらの会場が舞台。
席を埋めている客はモブ(演出として置いてるだけ)らしいですが、たまに明らかに中の人がいる他プレイヤーもウロチョロしてます。自由に会場を動き回れるので、他プレイヤーの動き見え過ぎると邪魔ですよね。でも広い会場に一人だけも寂しいので、そのへん上手くバランス取ってるんだと思います。浮かび上がっている叫びやスタンプは、たぶん本物の他プレイヤーです。
もう360°好き勝手動き回れる時点で、リアルライブではありえない体験ですよね。
そして楽曲によって、いや楽曲中にも様変わりするステージ。
もちろん本物のリアルライブだって、ステージ演出は想像を超えたものがあるんだと思います。でも、やっぱりゲームならではの演出がある。
ステージ周りにCG使い放題なのはずるい。
ライト眩しくてキャラ見えない問題もちょくちょく起きますが、それはまあリアルライブも同じなのかなぁ。こっちも自由に移動して避けられるから良し。
あとは、MC中の演出もさまざま。
特にワンダショが、観客みんなに掛け声「わんだほーい!」を言わせるシーンはこうなる。
みんなの叫びが視覚的に見えるのも、また独特で面白いです。
ちなみに聴覚的にも、ライブ中たくさんの場面で合いの手とか歓声が入っています。収録済みの誰かの声(いつか募集してた)を使って。というか歓声はずっと鳴り響いててうるさい。
MC自体もトークや質問のバリエーションがあるし、機材トラブルがあったときは中の人(とモーションアクター)が頑張って引っ張っていました。生アフレコ&トークって声優の本業じゃないだろうし、すごいね。
あとは曲ごとに歌い手が変わるとき、登場の仕方も色々あって愉快。
あとは序曲に合わせてカッコいいムービー演出からスタートしたり、もちろんアンコールもあったり、影ナレ(開始前・終了後のキャラアナウンス)もあったり。あとは、やっぱりキャラがメッセージを読んでくれるから、つい投げ銭してメッセージ送っちゃいますね。
そして、やっぱりキャラが可愛い!
それは、ゲームで遊んできた物語があるから
いやー、かわいいですね!!
カッコいい男子のスクショもあるんですが、今回は泣く泣くカットで笑
なんでこんなに可愛いかというと、もちろんもともと可愛いのですが、やっぱりアイドルとかを推すのと同じようなバックボーンがあると思うのです。アイドルを推してライブにまで駆けつけ感動するのには、やっぱり「曲が好き」だけでは足りないですよね。バックボーンというのはつまり、そのアイドルの持つ物語性だと思っています。
このコネクトライブに出演して輝いているのは、プロセカのゲーム内のキャラクターです。そして前回記事でも書いたのですが、プロセカはスマホゲーなのにものすごくしっかりした物語を書いているゲームなのです。
つまり、ゲームを遊んでいるプレイヤーはどのキャラクターにも物語があることを知っていて。知っているどころか、ゲームストーリーを読み進めるうちに追体験していて。どんな性格なのか、どんな壁にぶち当たってきたのか、どうやって乗り越えたのか。ゲームを遊んでいるプレイヤーほど深く理解している人間。それがコネクトライブのキャラクターたちということ。
だから、二次元のキャラクターでありながら、彼女・彼らの応援をしたくなるし、より可愛く感じるし、また次のライブも見たくなる。
これは思った以上にゲームとして噛み合ったイベントになっているのです。僕はいきなり知らない人間、知らないキャラクターのライブを金を払って見ようとは思いません。どんなに見た目が可愛くても。よく知っているキャラクターたちだから、お金を払ったのです。
(2周年スペシャルライブは全2公演を通して見ちゃいました)
そういうわけで、次のコネクトライブまではおそらく時間があります。演出も重いし、生放送だし、そんなにポンポンと開催できるものじゃないようです。(当然)
だから、ぜひ皆さん今からでもプロセカを遊んで、ストーリーを読み込んでくださいね。そうすると、コネクトライブにお金を出したくなってしまいます。……僕もめでたくカラフルパレットの回し者です。
ガチャ爆死したらまた恨むんですけども。