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カウンセリングってなにするの?

こんにちは!
オンラインカウンセリングプラットフォームのFlying Rootsです。

カウンセリングと一言で言っても、
具体的にどんなことをするのかあまりイメージがつかない人も
多いのではないでしょうか?

今回はカウンセリングってなにをするものなのか、
例を挙げながら一般的なことを簡単にご案内しようと思います。

お困りごとはなんですか?

まずはじめに、
カウンセリングでは相談にくる人のことを一般的に
相談者」さん、または「クライエント」さんと言います。
そして、相談を受ける側のことを
カウンセラー」または「セラピスト」と言います。
(カウンセリングとセラピーは厳密にはニュアンスが違いますが、
 それはまた別の機会にお伝えしますね。
 今回は大体似たようなものとお考えいただいて大丈夫です。)

最初のカウンセリングでは、カウンセラーはまず
クライエントさんが一番困っていることをお尋ねします。

そしてお困りごとが出てきた時期やきっかけ、
どんなふうに困っているのか、その経緯などもお尋ねしていきます。

例えば、あるクライエントさんが
知人との関係性に悩んでカウンセリングを希望されていたとしたら、
どういう知人なのか(友人、同僚、近所の人、ママ友、パパ友?)、
何か具体的なことがあったのか(諍い、誤解、相性?)、
いつから困っているのか、
日常生活(家事や仕事、日々の活動など)に支障は出ているか、
などをお尋ねします。

カウンセリングへの同意

困っていることが何か、概要が聞けたら、
実際にカウンセリングではどういうことができそうか、
ざっくりとした方向性をお伝えして、
クライエントさんがカウンセリングを受けたいかを確認します。

内容によってはカウンセリングよりも
もっと適した方法があることもあるので、
それについて案内することもあります。

大事なのは、ちゃんとクライエントさんの意思を確認すること。
カウンセリングを受けるかどうか迷っている場合は、
受けることの利点と欠点の両方をお伝えして、
気持ちが固まってから再度ご相談いただくことを
お勧めすることもありますし、
まずはお試しとして数回やってみることをご提案することもありますが、

カウンセラーは、クライエントさんの希望に反して
カウンセリングを強要することはありません。

カウンセリングへの不安なお気持ちや戸惑い、ためらいも、
遠慮なくカウンセラーにお伝えいただくと
カウンセラーとしてもとっても助かります。

カウンセリングをしたいと、クライエントさんが決めたら、
カウンセリングの頻度と1回のカウンセリングセッションの長さも
相談しながら決めていきます。

例えばさっきの例で、
あるきっかけがあって知人の関係がギクシャクしてしまい、
その人と一緒にやらないといけない作業がうまく進まない
という問題が出ているといった場合、

まずは最初の何回かのセッションで詳細を確認しながら、
その人とのコミュニケーションの仕方を変えてみる、
あるいは作業の担当を変えてもらえるか検討してみる、
などいくつかの方法を試してみるのはどうでしょう?
とクライエントさんにご意向をお尋ねします。

それで同意されたら、じゃあ最初は週1回くらいで間隔を狭くして
短い期間の間にいろいろ試してみるか、
あるいは隔週くらいにして様子を見つつやってみるか、
どちらが良いですか?と提案したりします。

カウンセリングのはじまり

さて、前置きが長くなってしまいました。
では実際のカウンセリングが始まったら、
どんなことをするのでしょうか?

カウンセリングと一言で言っても、
そのやり方はカウンセラーによって異なりますし、
手法によっても異なります。

カウンセリングの手法の種類については
別の記事でご案内しようと思いますが、
基本的には、上の章でも例を挙げた通り、そのお困り事に対し、
クライエントさんと一緒に考えて、試行錯誤を繰り返します。

時にはカウンセラーが、こういう方法はどうでしょう?と
提案することもあります。
カウンセリングとカウンセリングの間に、
これをやってきてみてくださいね、と宿題を出すこともあります。

お困り事の原因が、「これ」と思っていたのに、
実は全然違う「あれ」だったということもあったりして、
解決策の方向転換をすることもあります。

カウンセラーは、決して魔法使いではありません。
ですので、魔法の杖を一振りして、
全ての問題を解決することは残念ながらできません。

ですが、クライエントさんの中に眠っていた解決方法や、
心の中の開かずの扉を開く鍵を、
クライエントさんが望むならば一緒に探すことができますし、
一緒に探したいと思っています。

知人との関係がギクシャクしてしまったという
さっきのクライエントさんをまた例に挙げてみましょう。
この人はある出来事があってから、お互いがお互いに不快感というか、
不信感を抱き、うまくコミュニケーションができていないので、
作業を一緒にやる時も伝えないといけないことを伝えられず、
思うように進まない、という状況だったとします。

うまくコミュニケーションが取れていない、ということは
ご本人も自覚されているようなので、
そこは改善の余地がありそうですよね。
なので、今はどんなふうにコミュニケーションを取っているのか、
というのを確認しながら、じゃあどうしたらいいか、を考えます。

他には、ある出来事をきっかけにギクシャクした関係が始まった、
ということだそうなので、
それ以前は良好な関係だったか、
または良くもなく悪くもないごく普通の関係だった可能性もありそうです。
なのでその出来事を差し支えなければもう少し詳しく教えてもらい、
関係性自体を改善できるか(修復できるか)を
一緒に考えることもできそうですね。

そうではなくて、単なる相性が合わない、ということであれば、
もちろん万人を好きになる必要はありませんし、
万人に好かれる必要もありませんので、
その人とどうやって関わっていくか、
ひいては相性が合わない人とどうやってかかわっていくか、
を考えてみるのも良いかもしれません。

こんなふうに問題の解決の方向性を、
いろいろ話しながらクライエントさんと一緒に考えます。
そして方向性が定まったら、
それに合う具体的な方法を考えます。
例えばコミュニケーションを円滑に進めるならば、
事務的でもいいので作業の進捗状況をちゃんと共有する、とか、
ある出来事のせいでお互いに誤解が生じている可能性があって、
それを解消したいとご本人が願っているのならば、
お互いが話しやすくなるような機会を設けて話してみる、とか。

・・・どうでしょうか?
少しイメージはついたでしょうか・・・?

カウンセリングの終わり

さて、これもよく受けるご質問ですが、
お困り事を解決するのにかかる時間というのは
人それぞれ、お困り事それぞれになります。

3、4回のカウンセリングセッションで解決した、
ということもあれば、
年単位でカウンセリングを継続する、という場合もあります。

ですが、明確なお困り事が1つか2つあるような場合、
半年から1年くらいでカウンセリングが終わるパターンが多いと思います。
逆に、それが解決すれば他のことは大丈夫、というのではなく、
ひと月やふた月に1回というようなペースで、
定期的にガス抜きをして続けることを希望されるパターンもあります。
これもクライエントさんによるので、
大体は最初のお困り事が少し解決したあたりで、
改めて方向性を一緒に見直し、今後の方針を考えることが多いですね。

さいごの一言

長々と書いた割には、最後まで読んでも
結局カウンセリングってなにをするのかよくわからない!
と、思われるのでは・・・と少々不安になっていますが・・・

こんなことも相談していいの?

こういうことを相談したいのだけど、
その場合どんなふうにカウンセリングするの?

など、カウンセリングについて何かご質問などありましたら、
Flying Rootsのお問い合わせページからぜひお気軽にご連絡ください。
いつでもお待ちしています!

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