FAA CPL取得するための超オススメのタイムビルディング④
FAA CPL 取得のための超オススメのタイムビルディング③ではFAAが強く推奨するクロスカントリーをシミュレーターと実機を組み合わせ効果的にやってみませんか!FAA AATDの活用で100%安全で64空港を巡るチャレンジフライトと言うテーマをお話ししました。
今回はそのクロスカントリーを実機レンタルを友人とシェアしてのファンフライトと言うテーマでお話しします。
Instrument Ratingの訓練費用試算目より大切な事パート②でもお話ししましたが、空の世界を楽しみませんか!ということです。
すでにFAA AATDの活用でありとあらゆるシナリオで64空港をComplex機で経験しているはずです。実際にレンタルするのはComplex機ではなくシンプル機(笑)
速度も遅く時間がゆっくり感じられる(速聴訓練の後には普通の速度が遅く聞こえるのと同じ)から、思考が常に飛行機の前を走っている(常に先々の状況を頭に入れて飛ばしている)
いろんな乗客や貨物を載せ百戦錬磨(実際は32フライトだけど...)の経験がある。なので自分の限界を知っている。だからその状態を避ける能力を身に付けつつある。少しずつSuperior Pilotの仲間入り。
だから安全をしっかり担保した上で楽しく飛ぶ!
Simulator is the Classroom and Airplane is the ShowroomというRedbird Simulatorのモットーと同じです。これからの実機フライトはこれまでの経験を大いに活かして楽しみましょう!
アメリカでは飛行機のレンタル料は乗客と折半することが法律的に認められています。航空の裾野が広がる理由の一つですね。
仮に1時間のレンタル料が200ドルとした場合、乗客3名と折半すると50ドルになります。30年前の価格で乗ることができる!
仮に30時間フライトする時の価格を比較すると、一人での費用は6,000ドルに対して折半した費用は1,500ドル!4,500ドルも浮く!
しかも友人たちと、自分の操縦する飛行機で小旅行を楽しむことができる。
スクールによってはこのようなフライトを禁止しているところもありますので事前に確認が必要です。しかしこのようなフライトの経験があるからこそ飛行機の醍醐味と楽しさがわかると思うのです。逆にその経験がなく訓練だけの時間付だったとしたらプロパイロットになって遊び方がわからない状態に陥ると思います。つまり飛行機は仕事のため。悲しいですね。
アメリカではプロパイロットとして生活している一方、自分で所有する小型機で休みの日は遊んでいるパイロットも多くいます。日本ではエアラインパイロットを退職したら翼を畳むパイロットも多くいると聞いていますが、アメリカではこれからは楽しむためだけに飛べる!とリタイヤ後の空を楽しんでいる友人を多く知っています。アマチュアパイロットに定年はありませんから。身体検査に合格する限りいつまでも飛べます。
写真は50歳で始めた空の世界に魅了された女性パイロットです。90歳の誕生日に友達と空の散歩を楽しんでいる様子がアメリカのメディアに紹介されています。
自信過剰は禁物
いくらAATDで培った経験があるとは言え、そこを自信過剰になってはいけません。現地の教官達やベテランパイロット達のアドバイスをしっかり受けてください。
いく先々の空港近くにいるFAA Safety Teamに所属しているパイロット達へ連絡してアドバイスをもらうこともできます。これもFAA Safety Teamに所属するメリットの一つですね。
アドバイスを受け、さらには計画しているフライトをシミュレーターで事前に予行演習しておくこともできるでしょう。念には念を入れて。