TAMAメソッド勉強会のご案内
Tamaメソッドグランドスクール、いやBobbie x ERAUメソッドだなでもお伝えしたグループディスカッションやグループワークに特化したTamaメソッド勉強会について書いてみます。
ラーニングピラミッドのグループ討論に位置する積極的な学習方法
クラスメートとのリモート会議では人に教えるというレベルまで到達する最上位の学習方法
目的
知識を習得することはもちろん、積極的な学習方法を体験し習得することで、フライト訓練での脱落率を低くし、日本人がアメリカ航空大学留学したときにGPAでB以上を取得を目指し、アメリカでのインターンシップを成功させ、アメリカで成功するパイロットとしての基礎を構築することを目的とします。
アメリカ人であれば現地教育を小さい頃から受けているからできていること!現地教育の様子ってアメリカ映画やドラマからもわかりますよね?
自己主張の強い人たち、でも意見は認め合い、お互いに支え合う人たち、「間違ってるかもしれない」とか「恥ずかしいな」という消極的な発想はない。
そこに投げ込まれる謙遜を美徳とする日本人は苦戦すると思いませんか?だから一般大学留学のための準備学校があるわけでしょう。海外留学経験者の自信に満ち溢れた姿見たことないですか?現地で鍛えられて強くなったのです。グローバルで活躍できる人材になっている理由の一つ。英語を使って交渉ができる人材になりたくないですか?
大学留学に加え、パイロット訓練というもう一つのゴールを設定しているパイロット留学生となると...どうなるかは想像できませんか?
大学に行かずパイロット訓練だけを考えている?アメリカでプロパイロットとして働けるインターシップ制度がある大学学士取得を目指さない?もったいない...
長年見てきた日米の訓練生の教育を受ける意識の違いを、教育学士号を持ち日本の公立学校教師の経験と、米軍フライトインストラクターとして経験を重ね、最近はMCFI(マスター教官)資格を取得し、もう一度航空教育のあり方を考えている玉那覇です。
勉強会の種類
2021年9月より予定している以下の2種類のオンライン授業に沿った勉強会を実施します。
① FAA Private Pilot Ground Class(オンライン授業)
自家用操縦士に必要な知識習得に特化したクラスです。学科試験合格に必要な知識であり、フライト訓練の前には取得しておくと安心してフライト訓練に臨めます。
② FAA Private Pilot Flight Class(オンライン授業)
自家用操縦士に必要なフライトにかかる知識に特化したクラスです。フライト座学ともいいます。課目の実施に必要な知識とテクニック・コツというものに特化しています。通常はフライトスクールでフライト訓練の前後にブリーフィングという形で実施されます。家庭用シミュレーターを持っている方にとってはベストなクラスです。
①と②のオンライン授業の各回(①17回・②16回)に対してそれぞれ1週間の勉強会を実施します。
将来はそれぞれの英語版を実施し、アジア圏の訓練生と教官の育成も視野に入れています。日本人の方もその方々と共に勉強することができるようにします。同じアジアでも考え方の違いを知る良い機会になると思います。
受講できる対象者
その科目を勉強したいという方であればパイロット資格を勉強中の方もパイロット資格を取得されている方も、その科目をどのように指導していくかと言う教官を目指す方にとっても勉強になる内容を目指しています。
特に教官を目指す方には積極的な参加を希望します。学校の先生であれば研究授業と言って他の先生の授業を見学する機会もありますが、フライトインストクラクターとなるとその機会がほとんどありません。
玉那覇はMCFIを取得した際に決めたことがあります。NAFI MCFIの行動指針の2と5を実現するためにインストラクター候補者の指導にも微力ながら貢献したいと考えています。その候補者には同じくMCFI資格取得を目指せる手法ノウハウを余すことなく伝えていきたいと思います。
使用するツール
ERAUのBlackboard(エンブリリドル航空大学通信制大学の授業専用ネット掲示板)の機能をGoogle Classroomで代用します。
Google Mail(Gmail)アカウントが必要となります。Gmailシステムを使った会社ドメインでは使用できません。@以降がgmail.comと言うアドレスをご使用ください。
例:〇〇〇〇〇〇@gmail.com
スケジュール
1セッションは、オンライン授業の翌日から開始する6日間です。お好きなセッションをお選びください。単体でも複数でも全部セットでも受講可能です。
約4ヶ月という期間はほぼ大学の授業と同じ。大学のPrivate Pilot Classというクラスと同等の内容です。
① FAA Private Pilot Ground Classのための勉強会日程
② FAA Private Pilot Flight Classのための勉強会日程
これ以降の日程はFSOホームページ、FSO関連情報サイト、玉那覇のツイッターからもお届けいたします。
登録から勉強会への流れ
参加するセッションを選び、申し込みを完了すると、Google Classroomセッションの招待通知が届きます。オンライン授業受講者(知識座学・フライト座学)は無料です。勉強会のみの受講者は有料(後述)です。
招待通知を受け、セッションに参加したら開始です。
HOMEWORK
各セッションには指定された教科書の特定のページを読んでおくReading Assignmentが最初の課題。オンライン授業受講者は既に授業も終えてるからここはスキップ可能。
そして「〇〇について記述しなさい」というHomeworkがいくつか提示されています。この課題の対応も"発言"内容や、参加意欲が評価ポイントの一つです。全て自分の都合の良い時間に掲示板に書き込むスタイルです。
CLASSWORK
「自分で書き込んだ記述内容、クラスメートが書き込んだ記述内容などから派生させて関連するキーワードやそれらの説明などを記述しなさい」というClassworkも指示されます。これらの対応も"発言"内容や、参加意欲として評価ポイントの一つです。
リアル授業であれば先生の質問に対して挙手をして回答し、その意見に対しての意見を述べるという流れのオンライン版と考えてください。全て自分の都合の良い時間に掲示板に書き込むスタイルです。
リアルなフライト訓練に入った場合に、リアルに存在する人間達ともディスカッションをしていかなくてはならない環境。今から慣れておく必要があると思いませんか!
クラスの課題や、クラスメートとのディスカッションを通して自分の学び方の課題を発見し、その解決方法を見出して欲しい!という狙いがあります。リアルなフライト訓練では他人の考え方から学ぶことが非常に多いです。日本式受講からアメリカ式受講へ切り替えるための自己を見直す。モニタリングとして評価ポイントの一つです。
そうやって自分で何かを創造する。便利な方法を思いつく。ツールを作ってしまう者はパイロット訓練では多く見受けられます。コクピットでは限られたリソースで全てを完了させなければならない。この創造性も評価ポイントの一つです。
これらを効果的に生み出すためにはネット掲示板だけでは足らないかもしれない。クラスメートとのリモート会議を自主的に設定していくという積極的な行動にも繋がる。この積極性も評価ポイントの一つです。
TEST
各セッション後半には3択式の試験を解答して終了です。
評価レポート
セッションの6日間やったことが評価されます。
3項目
セッション毎にHomework・Classwork・Testの3項目が評価されます。
それぞれの評価点と評価率
Homeworksは10点満点で評価し、全体の20%として採点します。
Classworksは、発言内容・参加意欲・モニタリング・勉強会・創造性の5つの観点を40点満点で評価し、全体の40%として採点します。
Testsは100点満点で評価します。全体の40%として採点します。
表示している評価レポートは17回のセッションを全て受講した場合の例を示しています。
大学では80点以上でB以上の成績となり、60点未満をF(不可)となります。
何が足りなかったのかをわかり、次に活かせる。そうやってだんだんアメリカ式大学やパイロット訓練の受け方を身につけることができる。そのためのヒントとなるのが評価レポートです。
終了後
クラスメートとの交流を続け、この場で習得した学習方法を継続していくことで知識を維持できるでしょう。途中欠席したセッションがあればその部分をクラスメートと共に復習することもできますね。クラスメートとは将来同じ空で活躍する力強いネットワークになります。お互いが知る情報を教え合い、お互いを支え合って行ける仲間になるでしょう。
FSOパイロットクラブに加入して、この場で習得した「クラスメートを誘って勉強会」を実践できる「先輩」として活躍してください。それがひいては自身の知識の維持に役立つでしょう。
定員
セッション毎に最大20名
Ground ClassやFlight Classというオンライン授業受講の方を優先して受け入れます。
料金
Ground ClassやFlight Classを受講の方は無料です
勉強会のみ参加希望の方の料金
1セッション:8,800円(税込)
10セッション(組み合わせは自由):66,000円(税込)
フルセッション(16回の知識座学・17回のフライト座学いずれも):88,000円(税込)
教官資格取得希望者の方の料金
1セッション:55,000円(税込)
10セッション(どの組み合わせも可能):220,000円(税込)
*フルセッション(16回の知識座学・17回のフライト座学いずれも):330,000円(税込)
*フルセッションお申し込みの方は、Master CFI認定取得に向けた個別相談(フルセッション終了から1年間)を含む料金となります。MCFI取得には申請時において過去2年間の活動をポートフォリオとして提出し、認定される必要があります。過去1年の活動を洗い出し、今後1年間の活動内容を考える方向性を示します。就職活動において提出するレジメにも役立つMCFIを是非取得されてください。