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感謝です!の連呼をする謙虚な数少ない日本人アメリカ航空会社のチーフパイロット
2021年2月4日放送のFMぎのわん「玉那覇尚也のパイロットになろう」では米国スターマリアナス航空チーフパイロットの嶋田淳さんにお越しいただいた。
物腰が柔らかく謙虚な方だなあと思われた視聴者の方も多いのではないだろうか。何度もで口に出す「感謝しかないんです!」の言葉。
人にいつも助けられていた
ラジオでもお話しされていた、羽田空港で航空雑誌を持って公衆電話で話し紙をしている時にエアラインパイロットから声をかけてもらった。というお話し。
これって、航空雑誌を持って歩いているとか、話をしているとか、多くはないけど、やったことある人はかなり多く存在していると思うが、エアラインパイロットとから声をかけてもらうことはかなり低い確率だろうし、その上で自分の人生の次のステップに繋がったというさらに低い確率を掛け合わせると一体どのくらいの奇跡なんだろうと思ってしまう。詐欺まがいのフライトスクールから声かけられなくてよかったなあとも思う(笑)
長い間パイロットという資格は持っていてもパイロットという仕事をしていない期間にもやはり奇跡的な出会い。そうしてサイパンでの仕事にたどり着く。パイロットを目指して渡米してから長い長い年月が経っていた。
いつも局面で人に助けられているんです。感謝しかないです。
今日もラジオ出演で航空会社の会長と社長から乗務スケジュールを変更してもらったんです。と笑う。
いつでもああやって感謝を口に出して表現しているんだろうなあ。心の声が出てるから謙虚な物腰なんだろうなあ。
職場での同僚との写真を見ると楽しそう。いただいた機会を精一杯一生懸命感謝しながら仕事をしているというのがわかる。
アメリカ同時多発テロとコロナ
準備に準備を重ねて渡米しても、アメリカ同時多発テロで全ての計画が狂ったというお話しは、リスナーからのコメントもあったように、あの時代は多くの方の人生が狂った時代。
2020年にコロナウイルスが世界を狂わせたという時代には同じ思いをしている人も多くいるはず。
そんな方々に伝えたいメッセージ
今できることを続けること
飛行機に乗れない時だからこそ飛行機の勉強をすべき
言葉を選びながら思いを伝えれらた。自身のご苦労を思い起こしながら、お話しされていた。
人間性があるパイロット
コロナ前のパイロットと今のパイロットは違うというお話は番組が終わってから聞いた話。
コロナ前は資格と経験があれば誰でもパイロットとして採用していたらしい。そしてその方々はステップストーンとしての小型機の乗務経験をつけると次の会社へ移っていったという時代。
一緒に飛んでいても、チーフパイロットとして指導していても、地上で話をしていても、自分のキャリアしか考えていない人たちが多かったらしい。
コロナになってキャリアアップをした航空会社から聞く話では、そのような方々は失職をしていると聞いて、残った仲間からはやっぱりねという声が。
この業界は一般の人が思うより恐ろしいほど狭い。これまで、初めまして!としてご挨拶したラジオ番組のゲストの方々はどこかでお互いが誰かと繋がっている。共通の友人がいるという現状。
今コロナになってパイロットとしてというより、自分が社会人で経験し体得した「一般的な社会人として常識ある行動や言動」というものが、当たり前だけど必要になってきていると思う。
そういうことも含めて、「今の若い衆に伝える責任がある」とお話しされていたのが印象的だ。
今回のラジオ出演の機会で今後は後進の育成にも少しでも貢献したいとおっしゃっていただいた。