短大から副操縦士のカラクリ公開
短大から教官のカラクリ公開ではFSOパイロット留学アカデミーの訓練生2名はラスベガスのCollege of Southern Nevadaをに通いながら教官デビューする日に向けて準備している過酷な日々の1年目の生活と、教官デビューした後のストーリーを書きました。
今回は彼らが無事1年間のOPTを踏まえ、大学に復学した時にはどうなるのかを紹介してみたいと思います。
一言で言えば、渡米最初の1年の苦労が実り、汗だくの教官の経験が1年間できたおかげで、復学した1年間の考え方が少し変わると思います。次のステージへ移ります。
このステージはO1ビザの取得を目指して活動をフル回転します。
大学生としての日々
初年度でCertificateを取得したことで、残りの1年で取得する科目は次の枠内の科目の合計31単位です。
いくつかある科目のうち次の4つは楽勝でしょう!
既に1年間Private PilotやInstrument Rating、そしてCommercial Pilotコースの教官として経験をつけている状態であれば。なので大学生として勉強以外には、O1ビザの取得に向けて活動を始めるのです。学生にとってO1ビザを狙うには絶好の機会がキャンパス中に溢れているのです。
なぜO1ビザ?
Tama-Methodが勧める短大留学でOPTや、その次のステップとなる4年制大学編入でOPTとして最大9年間のアメリカ滞在が可能となりますが、やはり就労ビザがあった方が絶対にいい。
もしかしたら抽選永住権に当選するかもしれない…
もしかしたらH1Bビザの抽選に当選するかもしれない…
抽選に当たる可能性もチャレンジしながらも、自分でチャンスを広げられるO1ビザ、年間発行数の制限がないO1ビザ、少なくともその取得を意識することで広がるチャンス。取得するためにはネットワークを広げることが大切。その構築したネットワークが次のチャンスを呼んでくることがあるのです。
私の場合時間をかけて経験と実績を積んでいたから取得できたO1ビザ。これを短期間で取得することも可能です。ぜひ目指していただきたい。
そしてもう一つの理由はO1ビザはEB1ビザ(永住権)にも近いということ。
現役大学生ということで実はO1ビザの要件を満たすためには有利な点があるのです。既に1年以上の教官経験を持ったプロパイロットとして、一歩先を進んだ先輩として、プロパイロットを目指す同級生達のかゆいところに手が届く何かを届けるのです。大学のコミュニティーをフル活用できるのです。大学の先生達から認められる場が用意されているのです。
キーワードは次の三つです。
貢献
表彰
メディア
想定されるシナリオ(作戦)はこうです。
(貢献)大学の航空学部でリーダーシップをとって一つのコミュニティーを作り活動を始めます。自分でブログやYouTubeなどのメディア配信も一つの方法です。(表彰)その活動が大学内で噂になり先生達の目に留まり何かしらの表彰を受けます。(メディア)大学内で表彰が発表されたことを地元メディアに伝えます。メディアに取り上げてもらうように自分から動くのです。
これは実際にロシアからアメリカ留学に来て卒業と同時にO1ビザを取得した女性の例ですし、私自身がO1ビザを取得できたのも結果的にそういうことだったのかと腑に落ちた実例です。そしてこの活動実績が、O1ビザの8つの要件のうち次の三つを満たすことになるのです。
その分野において、国内、国外で著名な賞を受賞している
申請者およびその申請者の業績が主要な業界紙、新聞あるいはその他のメディアで取り上げられている
その分野において科学的、教育的、あるいはビジネス関連で著しい貢献をしている
実はこの活動も後述するMaster Instructorに必要な条件に満たす活動になるのです。
訓練生としての日々
この1年間のステージで訓練生として取得する資格はありません。次のステップです。O1ビザに必要な要件の一つMaster Instructorの資格取得に全力を投じてください。
なのでタイトルを変えます!
プロパイロットとしての日々!!
プロパイロットとして知識と技量を維持させ、次のATP(Airline Transport Pilot)レベルにまで引き上げる努力をする。
教官としてAirSmart Aviation Academyに勤務し、AirSmartのチャーターフライトの様子を間近で見聞きしている状態を1年経験しているのです。現場で学ぶことが多いはずです。慣れ親しんだAirSmartのチャーターオペレーションに普段から立ち寄りコミュニケーションを常に取っておきます。新しい情報を常に入れておきます。
そしてAirSmart Aviation Academyでは報酬はもらえないものの、慣れ親しんだ訓練環境で訓練生にフィードバックをする。
ボランティア?なぜ?何のために?
Master Instructorの取得を目指すため!
4つの領域を実施する中で特に「Service to the Aviation Community」に力を入れ、O1ビザの要件の一つでも多く実現できるように動く!
O1ビザのスポンサーになるのはAirSmartだけではなくなった時代!RWAという航空会社も動き始めたようです。私の弁護士にも確認したことなのですが、パイロットだからというだけではダメだそうです。やはり8つの要件のうち最低3つを満たさなければならないことは変わらないということです。なので前述のことをしっかり準備しておきましょう。
本当にパイロットとしてアメリカで活躍したい人にはチャンスが広がったと思います。
さて副操縦士としてAirSmartでフライトする様子は私の実況中継的なブログを参考にしてください。
インスタでは毎週のフライトの様子をサマリーしてあげています。フライトの数、フライトタイム、ジェット機の時間、ターボプロップの時間、行き先や感想などを伝えてますのでどうぞフォローしてご覧ください。
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平均的に毎月50時間程度をフライトする予定。年間600時間程度のチャーターパイロット経験。
2022年7月現在の副操縦士の報酬額は年俸で45,000ドル(600万円以上@2022年7月の為替レート)
しかもAirSmart Aviation Academyの小型機は超リーズナブルで社員料金!
しかも時間があるときには教官職に戻って別給与がいただけます!
悪くはないと思いませんか?
プロパイロットして最初の年でこれだけ飛べて稼げる!
1年前のOPTでの経験があるから実現できること!
仮に次のステージである4年制大学への編入及び卒業後に得られる3年間のOPTではAirSmartの機長昇格が約束されている!
他の留学方法で渡米四年目にこれだけプロパイロットして活動ができるのがあればぜひ教えてほしいです。私はこの方法を長年模索していてようやく完成させることができました。
多くの人たちにこの方法でプロパイロットになりたいという夢を実現してほしい。それがAirSmartのパイロット不足の解消にも繋がる。この方法の卒業生であるオンライン教官の副収入にも貢献する。FSOは訓練生とインストラクターを繋ぐ大切な役割を持っています。
その前段階の留学1年間、OPTの1年間、もっというとその前の渡米前の準備があるからこそできること。