パンデミックでもパイロット訓練生増加ってどういうこと?
世界中の航空会社がコロナウイルスの多大な影響を受けているのは周知の事実だが、一方で将来のプロパイロットを目指す訓練生が実は増加しているという事実の報告がある。
Flight Globalオリジナル記事は下の写真にリンクを貼ってある
私見を入れて抜粋してみた。
コロナ前と比較しても訓練生が増加しているフライトスクールもあるらしい。
コロナが終息して航空需要が戻ることを予想して訓練に入る人もいれば、コロナの影響で職を失った人が訓練に入るケースもあるらしい。
コロナが本当にいつ終息するのかというのは誰もわからないが、訓練生は増加しているという事実。
航空会社に入れるまでの資格経験を得るためには少なくとも数年かかるが、その期間を終えてパイロットになれるかどうかわからないという状況はギャンブルだという意見もある。
一方でボーイング社が毎年報告している将来20年の需要予測をみてみると、43,110機の新規機材が必要と予想されており、コロナ前の2019年の予想からたったの2%しか減少していないと報告されていることも訓練生の予想する「将来はある」に繋がったのではないか。
別のソースでは今後20年間のパイロット需要は605,000人とされている。
その数字が表しているようにCAE社では次の10年間で264,000人のパイロット訓練生が必要となると報告されている
ここからは私見
過去現役で活躍するプロパイロットの方々を「玉那覇尚也のパイロットになろう」by FMぎのわんへゲストとしてお話をお聞きした。パンデミックの中将来に向けてパイロット希望者はどうしたらいいか?という質問をした。
📡 科学技術系の学位を取得する by マツダFO 2020.6.4
📡 コロナに限らず航空業界は山あり谷ありが当たり前。諦めずにチャレンジすることが大切 by 藤田機長 2020.6.18 & 2020.6.25
📡 いろんな資格を取得するという自分へ投資をする by 三井機長 2020.8.13
共通するのはパイロットの資格取得の訓練やパイロット資格取得に実経験で培った「計画通りにいかない場合にどうするか」という経験を「落ちたら死んでしまう」とは「やらなければ食っていけない」という厳しい環境下でサバイバルしてきた言葉の重みである。
そんな厳しいことでも地上にはない素晴らしい経験が味わえるコクピットだからこそ乗り越えられるとも話していた。