プライベートチャーター需要とパイロット需要は想像を遥かに超えていた
アメリカラスベガスAirSmartでCharter Pilotとして飛び始めて改めて感じたことを今日は書いてみます。
最初に強く伝えたいこと。アメリカのパイロット需要は想像をはるかに超えていました(2022年7月現在)。ものすごい数の方々がプライベートチャーターを利用してる世界。コロナ禍でエアラインのキャンセルや感染のリスクなどから、一度体験してみたところその魅力にとりつかれたらしいです。まるでタクシーを呼ぶ感覚で利用する方々。ものすごい勢いで成長している業界です。私自身も入国して3週間あまりで既に60時間余りも乗務している経験を伝えます。私は別業務もあるので、他の新人パイロットはそれ以上!
そのAirSmartでの様子をインスタグラムで配信中です。
プライベートチャーター需要
下の写真はFBO(Fix Based Operator)で、空港にはGA(General Aviation)のパイロットや乗客が利用できるラウンジの例です。一般の空港のような列を作っての搭乗手続きやTSAの保安検査は無し、すぐにパイロットと会って機体に乗り込み移動開始、到着後もすぐに荷物を受け取って、飛行機に横付けされた車に乗り込むか建物側の駐車場から移動。
機内はゆったりとしてまさにプライベート空間!ケータリングを注文して機内で召し上がる方々もいらっしゃれば、自分達で好きなものを持ち込んで召し上がっている方々も。
コクピットドアも無し。シートベルトのサインが消えていればコクピットの後ろから話しかけてくれることも多い。大人も子どもも興味津々で覗き込んできます
搭乗者の写真は撮影できないけど、搭乗者から私たちパイロットとの記念撮影はお願いされます。
小さい子供たちを連れた家族のバカンスらしき移動
友人が集まってバカンスを楽しむために移動
仕事の移動
私がたった3週間で見かけた搭乗客の印象です。
アメリカでは有名なバンドメンバーの移動もありました。今からコンサートなんだと、本人たちの手持ちバッグくらいの気軽さ。到着したらでっかいトレーラーが迎えてました。
AirSmart Shareというサイトアドレスのように、機体のシェアオーナーとして利用するケースがほとんどですが、一回のフライトだけとして利用するケースもあるようです。一度使って病みつきになってシェアオーナーとして利用するパターンのようです。
自分の住んでいるところの空港に飛んで迎えてくれ、行きたいところに連れて行ってくれる。なんて優雅なフライトをしてるんだろう。。
パイロット需要
プライベートチャーター需要に応えるためにもAirSmartとしても機長や副操縦士が欲しい。フライトスクールを併設して教官として経験を積ませ、副操縦士へ昇格させることで人材を確保したい。アメリカではエアラインも積極的に採用しているので現地アメリカ人もすぐに卒業してします。
世界中どこでも同じなのが「パイロットの経験が問われる」ことです。パイロットの経験は様々な要素で構成されています。パイロットのログブックにはこれらの内容が細かく記載されるようになっています。
・機長時間なのか副操縦士時間なのか?
・ターボジェット時間かターボプロップ時間なのかピストン時間なのか?
・多発時間はどれくらいあるのか?
・機体の大きさは大きいのか?小さいのか?
・国内運航なのか?国際運航なのか?
・教官経験があるのか?一人で飛んでいるのか?
・IFR経験はどれくらいあるのか?などなど
そんな中でもやはり貴重なのがタービン機の時間やタービン機の機長時間。
空前のパイロット不足で大手航空会社も基準を引き下げ、報酬を引き上げ、パイロットを採用しまくっているというのが現状です。
AirSmartが使用する機材はターボジェット機とターボプロップ機なのでタービン時間がつく。一年も経たないうちにAirSmartで機長に昇格し機長時間もつく。だから入れ替わりが激しいのです。去年11月に会ったAirSmart Aviation Academy教官たちは既に大きなところで卒業していてもういません。
人材不足をアメリカ人だけでは賄えない現状があるからこそ、AirSmart CEOと玉那覇とのプロジェクトが始まったのです。
採用情報
採用情報をお伝えします(2022年7月現在)
アメリカ就労許可をもった飛行時間800時間以上の日本人パイロットへ!【副操縦士として即採用です】
アメリカ就労許可をもった飛行時間1200時間以上の日本人パイロットへ!【ダイレクトキャプテンとして即採用です】
本当に足りない状況です。該当していて我こそはという方!是非すぐにきてください!
これを読んでいてきっとこういう人が多いのでしょう。
どうやったら就労許可取れますか?
どうやったら飛行時間800時間貯められますか?
就労許可も飛行時間もない方々が我々日本人の大半を占めています。でもその方々にぜひチャレンジしてほしい。そこがCEO Tommyが伝えているメッセージです。CEO Tommyは日本生まれ日本育ちの人間。アメリカでパイロットになりたい日本人が多くいることも知っています。同時に、日本人の得意なところ不得意なところを知っています。
この二つの質問の答えられるように情報配信をしていきます。
その一つ目がこちら↓
お楽しみに!