FITS Lesson 2
渡米先の訓練ベースがノースラスベガス空港(KVGT)なので、そこを中心として東西南北の方向に飛んでいく、そして戻ってくるルートとシナリオを設定して飛ばします。
Lesson 2
無理難題のお客の注文を設定!そこに気づけるかどうかもシナリオ訓練の目的です。
案の定、Pre-Flight Briefingが始まり開口一番「I don't think I can take these passengers and their requests」
ちなみに、二人の訓練生は日本人ですが、渡米直前なので英語で全てを実施してください!との依頼です。二人ともFSOの下地島訓練センターを修了していることもあり慣れたものです。下地島訓練センターは訓練棟に一歩足を踏み入れたら英語以外の言語は禁止という環境です。
話を戻します。そこからが頭の体操のディスカッション。
どうしてそう思うの?
なぜ?
じゃあこう言われたら?
最終的にどうするの?
Weather
Lesson 1で戸惑った部分を訓練後に二人で見直し、今回はスムーズな流れで実施できました。
ここが大切!ペアリングの効果です。相方の様子は勉強になるのです。そして訓練後に二人でディスカッションして課題を洗い出して修正する!
それが訓練です。それがペアリングをすると効果が倍増するのです。
ForeFlightをうまく活用して、実践的な流れで、そして途中でインストラクターからの質問にも答えながら。
Triggers
毎回提示されるお決まりのトリガー😆
事前に提示され、事前にお互いの考え方と対処策を勉強することができます。
SRM
使用しているのはForeFlight。計画段階からフライト中も活用します。活用できるものは全て活用する。これがFAAの考え方。機体に搭載されているアビオニクスは全て活用しなければならない。Instrument Rating(計器飛行証明)の実地試験では、Auto Pilotが搭載されていればそれも使用しなければならい。乗る飛行機が違うので、審査も違う、これが常識のアメリカです。
参加者の声
訓練生のコメント(原文のまま)
「初めての空域であったり機体をcommercial レベルで飛ばすことの難しさを体感しています。飛行中に何が起こるかわからないFITS訓練のよりさらにSRMに磨きがかかっていることを実感しています。」
そうFITS訓練の特徴であるSRM(Single-Pilot Resource Management)能力養成が訓練生の脳に刺激をもたらしているのです。
コメントはFSOパイロットクラブに投稿され、クラブ員への情報共有として活用されています。