フィンランドのクリスマス
ラジオを更新した。
ぜひ聞いてください。
すでにお正月も終わろうとしているけれども、クリスマスの話。
なぜかというと、やっぱりフィンランドというかヨーロッパのキリスト教文化圏の国においては、クリスマスが超重要な行事。
そういえば、英語系インフルエンサーなんかが、日本人がクリスマスに仕事することに驚く外国人ネタをよく上げてるのを見かける。
いやでもヨーロッパのクリスマスって、日本で言うお正月と同じだからなぁとか思う。まぁ面白いネタではあるけど、もうそろそろ使い古されてる気がする。
別に彼らは恋人ラブラブイベントのために休暇を取ってるわけじゃないんだぜ。
日本人が正月に帰省するのと同じなんだぜ。
フィンランドのクリスマス
ヨーロッパのクリスマスと言ったら、クリスマスマーケット。
私も今年はエストニアはタリンのクリスマスマーケットに行ってきた。
クリスマスツリーを最初に公に飾った場所だとかなんとか。
めちゃくちゃ可愛かったけど、Glögiが一杯7€するのには仰天した。
スーパーで3€でボトルが買えるよ。
さすがの観光地価格。
でもタリンの街の可愛さも相まって、非常に楽しめた週末旅行だった。
さて本題のフィンランド。
ヘルシンキや大きめの街にはもちろんクリスマスマーケットが出る。
私の住んでいる街も、11月の末には大きなクリスマスツリーが飾られて、本格的なシーズンに入るとマーケットも始まる。
これがまた楽しい。
私の街のマーケットは、小さいし、すごく派手というわけではないけど、非常に雰囲気がよい。
というか、クリスマスシーズンを通して、フィンランドの雰囲気は、あたたかい光にキラキラと囲まれて素朴な感じ。
寒い中で屋台からGlögiを買ってフーフーしながら飲むのは最高としか言いようがない。
ちなみに一杯2.5€。タリンとの差……
クリスマス・キャロル
クリスマスシーズンはキャロルもよく聴くことができる。
いろんなところで無料のコンサートが開かれているので、いくつか訪れた。
フィンランドのクリスマスにとってもよく聴くことができるのが、
Maa on niin kaunisという美しい讃美歌
讃美歌とは言え、フィンランドでは一般的に歌われるよう。
教会のコンサートや子どもたちの学校のクリスマス会でも歌っていて、あまりにそれが美しいので覚えてしまった。
ちなみにタイトルのmaa on niin kaunisとは
「とみに美しいこの国」とでも訳しておきましょうか。
昨年に比べて、知ってる単語もかなり増えたことがうれしい。
クリスマスの平和宣言
さて、イブの12:00になると、わが町では中心の広場に人が集まり、クリスマスの平和宣言というものが行われる。
平和宣言と言ったって、世界平和を宣言するわけではなく、この大切なクリスマスの時期を、争いごとや犯罪なく、落ち着いて平和に過ごしましょうという宣言を市の代表者がするもの。
1300年代から続いている歴史的な行事らしい。
今では意味がある宣言というより、儀式的な側面が強いだろうけど、たくさんの人がその場所に集まる。
そして終了して家に帰り、そこからは本格的にクリスマスを過ごす。
つまり外へは出ずに家で家族と過ごすのだ。
イメージ的には、日本の除夜の鐘に出かけるような感じなのかなと思った。いよいよ年越し、お正月という感じ。
ちなみに、クリスマスマーケットも、場所によってはクリスマス当日には閉まることがあるので要注意。
これもお正月と同じだと思えばわかるよね。
大切なクリスマス当日はみんな家でゆっくりしたいのさ。