Dooley
昨今、話題になっているTony TrischkaのEarl Jam Projectで取り上げられた「Dooley」ですが不思議ことに何年かのブランクをおいてゾンビのように復活する曲なんですね・・・
もちろんオリジナルはDillardsが1963年に発表したBack Porch Bluegrassのアルバムに収録されていました。
BanjoのDoug Dillardが弾く個性的な演奏はMIMT MIMTとかTIMI TIMIのような指遣いから発生しているように感じます。
5弦バンジョーで一般的な、いわゆるRollではなくAltanateな弾き方なので他のプレーヤーとは違うように聴こえるのかもしれません・・・
Dougの後任に加入したHerb Pedersenは流石にDougをリスペクトしたフレーズを(所々ですが)弾いているの、分かりますでしょうか?
もう既に10年以上経ってますが、2010年にThe Grascalsが取り上げて古いファンは狂喜乱舞したのを思い出します。
Kristin Scott Bensonのカチッとしたロールのバンジョーは、現代的な奏法で此の曲の良さを上手く引き出しているように感じました。
2018年にはSam Bushが突然にも此の曲を取り上げて、またまた我々ロートルを喜ばせてくれました。
Dean Webbを彷彿とさせるフレーズが随所に聴けて、しかもSamの個性の中に上手く収めているのは流石です・・・
残念ながらScott Vestalはテクニカルな面では上手いのですが、Samと少し方向性がズレてるような・・笑笑
故 大森康弘さん元々はDoug Dillardの大ファンでしたが、ある日から一念発起しScruggsやDon Renoまで極められた私の最も尊敬するバンジョー奏者だったのですが、ご健在ならこれらのDooleyのカバーに何と言うのでしょう?