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勤務先で不正や悪事があったら…

■告発するか退職するのがおすすめ

 不正や悪事がある職場=問題がある職場だからです。環境が良い職場であれば問題が起こりにくく、問題があったとしても職場の誰かが先に問題に気づいて改善のために対処しています。組織ぐるみの大規模な不正の場合は不正をしなければ経営が成り立たない状態だったりします。なので職場の不正について誰かに相談することがあった時点で、その職場は良くない職場である可能性が高いです。
 不正をする=道徳心がないので不正を押し付けられることもありますし、長く勤めても良いことがないです。何にせよその職場でずっと働き続けることはおすすめしません。


■告発が大きな事件や被害を防ぐ

 企業の不祥事がよく報道されています。従業員の内部告発によって不祥事が報道されることもありますが、大勢の被害者が出た後で報道されることが多いです。被害者より先に被害が起こることに気づき、防ぐことができるのはその組織で働く従業員です。死傷者が発生するような被害の場合、人間を生き返らせることはできず、被害前の状態に戻すことはできません。間違いなく被害が起こる前に防いだ方が良いです。
 また、性被害など被害の内容や被害者の状況によっては、被害者が告発をためらう場合があります。被害者によっても通報が難しい場合もあり、介護や特別支援、児童施設といった職場も被害者が被害に気づきにくいです。
 なので公益通報することは、社会にとってとても有益なことです。深刻な事件や被害を防ぎ、良い職場を増やし社会の役に立つことができます。

■公益通報は危ない!

  上記のとおり、公益通報することはとても素晴らしいことなのですが、現状、安全で最適な公益通報方法はありません。
 公益通報すれば、不祥事が公になることを恐れた通報相手に命を狙われたり、酷い仕返しをされ、通報者が不祥事ごともみ消されるのがデフォルトです。勇気を出して通報してもどこも動かないことも多いです。かといってSNSで職場の暴露をするのは、日本の決まり上悪いことになるので削除されたり、逮捕されたりしてしまいます。
 事実、公益通報したことにより逮捕されたり、通報相手から訴えられたり、自ら命を絶ってしまう公益通報者さんがとても多いです。
 なので公益通報は危ないということを理解した上で行った方が良いです。また、通報前には証拠を集めたり、仕返し対策をしておくなどある程度準備をしておいた方が良いです。


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