第14週『虎に翼』寅子と穂高先生。
この週の寅子については、様々な感想を持たれた方がいると思います。私は、このドラマに関心を持ったきっかけが、主人公が五黄の生まれであったことにあります。今までの展開では、事あるごとに寅子の発言や態度、人との関わり方を通して、五黄の性分がくっきりと描かれていることに驚いてきたのですが、この第14週では遂に五黄の(良くない方での)エネルギーが爆発した、と自分の過去も思い出しながら心を揺さぶられました。
穂高先生は、寅子にとってかけがえのない存在です。だからこそ、そのかけがえのない人にはガッカリさせられたくない、相手に一方的な理想を抱き、現実と理想がかけ離れると、容赦なく黙ってはいられなくなるのだと理解しています。なぜなら、私も過去にそういう自分の性分が強く出て、人間関係を拗らせてしまったから。
桂場が、寅子を「ガキ!!」と叱りますが、その通り。大人になれない、すぐに表情や言葉に出てしまう幼稚さは、五黄だな、と思います。
主人公のパーソナリティをここまで深く掘り下げているところは、本当に凄い!の一言です。寅子が、今後、どのように自分のペースを守りつつも周囲と協調してゆくのか、その生き方に注目しています!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?