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[フライト日記]パイロットになった理由を聞いてみたら

どうも、オランダはちらほら花が道端に咲き出しながらもまだまだ気温は冬のまま、さやです。

いつも自分の話ばかりなので今日はパイロット(弊社)になんでパイロットになったのかを聞いた話を記事にしようと思います。
うちの会社はパイロットも客室のクルーも同じホテルに滞在するので(日系とかだと別のホテルに泊まったりするみたいですね)、大体朝食はみんなでテーブルを囲みます。
(たまに1人になりたい時、オランダ語でしゃべりたくない時は別に座ったりするけど)

短い飛行時間だったりするとフライト中にあまり話す機会もなく、朝食であれやこれやと話が盛り上がり、このパイロットのなぜこの仕事を選んだのか、があまりにも印象的でしたw
大抵のパイロットは自分の親のパイロットだったとか、小さい時から飛行機が好きだったとか
飛行機大好き!って感じの人が多い中、

「いやー俺さ、高校くらいまで勉強も頑張ってなかったし、というかなりたいものもなくってやる気なかったんだよね」

と言い、続けて

「でも親とさ、旅行に行くことになってスキポール空港に行ったわけ。したらさー、パイロットが両手にCAを従えて歩いてて、めちゃくちゃかっこいいやんけ!俺もしたい!モテたい!って思っちゃったのよ。それがきっかけ」


と、まぁなんかすごい自身の本能と欲望に忠実な動機(笑) いいですねー綺麗事じゃないこの志望動機!嫌いじゃない!爆笑

映画 キャッチミーイフユーキャン より

これの実際版をこの少年は見たんでしょうね↑

やっぱり側から見れば華やかに見えるし、モテモテでCAを従えてたかは不明ですが、上の写真のように見えるシチュエーションは多め。(多分飛行機に向かって歩いてる様子とかお昼ご飯何にする?的な状況)

そして、まぁ動機は若干の不純さを感じますが、それでも誰でも一度は思いそうなこの理由を本当に動機として、この少年はやりたいことがなかった、勉強も頑張ってなかったという状況から一転、やりたいことが見つかったこの瞬間から一気にパイロットになる最短の道を走ることになるのです。

「ラッキーなことに身体は何の問題もなかったし、理系科目も得意だったから、パイロットになるための最低基準にはすぐに到達できて、高校、大学と進路も順調だった。でもまじくそ勉強したわー。親も先生も最初はびっくりしてたけど。急にパイロットって」

と話していました。動機は些細なことでも本当にやりたいことを見つけたら、人はどんなタイミングからでも挽回、それから夢を叶えることができるのだなーと思いました。

それで「美人な若いCAを従えて、空港を闊歩する夢は叶ったん?」と朝食に一緒にいた他の年配CAたちとニヤニヤしながら聞いたら(意地悪w)、

「あーどうかなー。まぁCAと歩くっていうのはまー叶ったけどねー、....美人で若いはわかんないねーwwww」とかましてました。
みんな大爆笑😂

パイロット、なりたいと思ったことは私自身はないので、どんな道のりがあるのかは細かくはわかりませんが、簡単になりたいと思ってなれるようなものではないはずです。
彼は軽ーく話していましたが、一生懸命に努力したんだろうなと思います。

それはその場にいた他のCAもみんな彼に言っていました。

私もCAになろうと思ったきっかけは
普通と違うと思うし(過去の記事をご参照ください:「CAは夢の仕事?」)、みんなそれぞれ、いつどこで何になりたいかってピーン!💡のタイミングって違うけど、人間の底力は無限!
もしこれを読んでる「将来の夢漠然」な若い人は、いつもこのアンテナを張ってみてください!突然来るかもしれません!

「なりたいもの+努力」は絶対結果を生むから😉

それでは、また!Doei!

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