[肌日記] 辛い思い出
今はだいぶ精神的にも強くなり、動じなくなったおばさんCAのさやですが、乾癬が発症して酷かった頃はまさにティーンエイジャー、辛い思いをたくさんしました。
記事の中に参考画像を添付してるので苦手な人が避けてください
(ちなみに参考画像はインターネットの検索画面から拾ったものです)
その時の気持ちと今思うこと、あともし周りに同じような病気や状況の人がいたら少しでも感じてあげてほしいなぁというオバ心から書きたいと思います。
元々アトピーを患っていたので、痒いとか肌荒れとか、日常茶飯事であまり気にしてなかった10代ですが、(アトピーの症状としてはそこまでひどくない)
乾癬はこれまでのアトピーの症状と全然違いました。
乾癬ができているところの他に、たとえば転んで傷ができたらそこも乾癬になってしまう
患った時は17歳、大人になると少しずつ症状が軽くなるとも言われているので、当時はその年齢も手伝って乾癬エンジン全開!瞬く間に身体に拡がっていきました。
まず健康な肌がガサガサな赤色斑点となり
言うならばキリン、ヒョウみたいになりました。
点々同士がくっついて手のひら大の赤色斑点になることも。 下記に画像を添付していますが、色々種類があるのですが私はどの症状も経験済みです。ほんとに辛かった....
そして厄介なのはその赤いところに厚い皮膚の層ができて、ボロボロと落ちていく。鱗片というのですが、ひどい時は家の床が雪が降ったように、私が歩いたところに雪道ができます。
黒い服や制服のブレザーにもこの雪がヒラヒラと落ちます。
まさにエルサです。笑
(当時エルサはまだこの世に存在してなかったなぁ)
そんな冗談は今だから言えること...当時は何もしたくない(動くと落ちるから)、外も行きたくない(顔にも症状があった)
顔に出来た乾癬は皮膚が厚くなるが故に瞼も開けにくい、口も眉毛も動かしにくい。そもそも真っ赤だから人に会うとギョッとされるのです。
毎日お風呂にも入ってるし清潔にしてるのに不潔な感じに見えてしまう。
無論ずっとその状態な訳ではなかったのですが
ファンデーションを例えば塗って色を誤魔化しても肌質がガザガザ(何ならどんどん鱗片が落ちる)のでガサガサが余計目立つ。何より患部にファンデーションなんて塗って症状が改善されるわけではない。
保湿するのがいいのですが、ギトギトするし赤さが目立つ....
脚にも腕にも症状がみられたので夏でも長袖、私服は絶対長ズボン。
制服がミニスカートが流行っていたのもありましたし、高校1年生の時は乾癬ではなかったので手持ちのスカート全部短い...
幸い学校でそれが原因で嫌な思いをしたことはなく、本当に楽しい高校生活を送れました。
今思えばクラスメイト、学校の生徒先生の優しい心に救われていたのだと思います。
ミニスカートにルーズソックスで登校していました。
でも電車やバスで降り注がれる視線は辛いものがありました
なので私の楽しいティーンエイジャー期には海に行くとか水着を着るとか、夏服を楽しむなんて言うのは無縁。
周りの友達がプールに誘ってくれてもやっぱり行けない。友達はわかってくれてるけど、他の人の視線が痛い。
見た目が見た目なので人に感染すると思われがちなので、それ故の視線が本当にそれが辛かったです
また周りにアトピーがいっぱいいても乾癬の人はそういないので理解がないんです。悲しいですね
レストランでアルバイトもしていましたが、結局皿洗いに回されました
(フロアと皿洗いじゃ皿洗いの方が時給が良かったのに、そこが不服な現在)
理由も言わずお皿洗いに回されたのも、今ならわかるのですが、当時はショックでした。
ただ そこは辞めた後に色々問題が勃発して(社員がバイトいじめたり)色々酷かったみたい何で元々モラルはなかったんだなと思いましたが.....
その時に「私は結局、フロントラインと呼ばれるお仕事はできない。人前にでちゃいけないんだ」と思いました。
元々性格はこんなだしお喋りも大好き、人に関わって仕事したい、サービス業に就きたいと言った気持ちがあったのでじぶんの人生が一気に真っ暗に感じました。
その後カナダに留学しました。欧米の方が日本よりも乾癬の患者数が多い、そして何より寒い方が大半なこの国、ストレスレベルが低くなったのも手伝い少し良くなりました。
カナダ留学を終えてオランダへ留学した時も、よくなったり悪くなったりを繰り返しましたが、日本にいる時ほどの視線ストレスにやられることなく、過ごしました。
2009年に本帰国する時には顔には出ないようになり(これだけは本当に不思議)、
かつては目を開けることすら辛いほど症状があった顔ですが、お化粧すれば気にならない程度まで治り、諦めていた接客業に(関空でのGHに)就くことができました。
その後も落ち込むほどに体の症状が出ることもありましたが、顔だけは何故か出ない....仕事で知らず知らずのうちにストレスを溜めていることもあるようですが、基本したかった仕事なので、そういう意味では根本的なストレスではないようです。
不安な気持ちやストレスがやはり大きく関係してるなと思います。あとはやはり年齢。若い時ほど新陳代謝が高く、免疫機能も高いので乾癬の症状が強くみられていた気がします。あとはもう治らないんじゃないかという若い頃の不安。
人並みに恋愛とか結婚なんておろか、就職だってできないかもしれないという不安な気持ち。
今言えるのは、ストレスを溜めないというのはこの現代で難しい話ですが、うまく付き合う方法、あとは乾癬であったってなりたいものにはなれるということ。
世の中には乾癬でありながらもモデルとして世界で活躍している人もいるし、これを理由に諦めることなんてこれっぽっちももないということ。
病は気からと
よく言うように、それが相互して私は顔に乾癬が出ないのかもしれません。
もしこの記事を読んでくれているあなたが花の10代を送っているのだとしたら、今を楽しんで欲しいし、絶対諦めなければ乾癬と上手に付き合える方法が見つかるから😊
記事が長くなってしまったので、次回にはどんなことをして効果があったかなかったかを書きたいと思います
それでは、また!Doei!
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