見出し画像

日帰り東京鳥見【探鳥日記#30】2025.02.15

 この日は日帰りで、東京で開催されている国立科学博物館の鳥展を見に行ってきました。

 鳥展は素晴らしい展示の数々でしたが、とにかく人の量がすごく、じっくり見ることは叶いませんでした。

 午前中で鳥展を見終わり、午後からは周辺で鳥を見ました。

 東京にお住まいの先輩鳥屋さんに聞いたところ、雄化オナガガモや足輪の付いたユリカモメ、ワカケホンセイインコなどが見られるそうで、期待して探鳥スタート。

 まず驚いたのが、ユリカモメがドバトに混じって餌をもらっていたことでした。漁港に静かにプカプカ浮いているイメージだったので、ギャーギャー喚き散らしながらドバトを蹴散らして餌をもらっている姿は少し面白かったです。

ユリカモメBasic(成鳥冬羽)
ユリカモメFormative(第一回冬羽)

 ユリカモメは沼のあちらこちらで見られました。柵や杭に止まっているユリカモメは1羽1羽確認しましたが、足輪がついている個体は見つかりませんでした。

ユリカモメBasic(成鳥)の水浴び
ユリカモメFormative(第一回冬羽)の
翼パターン

 沼はカモは予想に反して少なかったです。渡りの時期だともっと見られるんでしょうか。沼の西側と北側の2カ所に集まっている感じでした。

 西側ではオナガガモが多く、その中に教えていただいた綺麗な雄化オナガガモが見られました。可愛らしく、美しい個体です。肩羽にここまで太い班が入っている個体は初めてみました。腹や下尾筒の班も粗く、雄化が進んでいて、高齢のような印象を受けました。

オナガガモ♀Basic(成鳥冬羽)雄化個体
オナガガモ♀Basic(成鳥冬羽)雄化個体の
上尾筒

 また、足輪が付いているオナガガモ雄を2羽見つけられました。「10B55431」と「10B53594」でした。どちらも全て読むことができてよかったです。

オナガガモ♂Basic(成鳥冬羽)「10B55431」
オナガガモ♂Basic(成鳥冬羽)「10B53594」

 他にセグロカモメ2羽や、バンが見られました。バンは東北では夏鳥で、この時期は見られないので嬉しかったです。それにしても、もう夏羽に変わっているんですね。

セグロカモメBasic(成鳥冬羽)
バンAlternate(成鳥夏羽)

 沼の北側ではキンクロハジロとホシハジロが群れていました。これも1羽1羽確認しましたが、特に珍しいものは混じっていませんでした。

キンクロハジロの群れ

 いたほとんどの鳥が人から餌をもらっていたため、人間のことを全く警戒しないのは少し面白く、少し気持ち悪かったです。アオサギが餌付けされていてのは不思議な感じでした。

アオサギBasic(成鳥冬羽)
見つけて少し驚いたキセキレイBasic
(成鳥冬羽)

 ワカケホンセイインコが見られなかったのは残念でした。

 やっぱり来たことのないフィールドで鳥を見るのは楽しいですね。

観察種

  • ハシビロガモ

  • カルガモ

  • マガモ

  • オナガガモ(雄化個体1、足輪「10B55431」と「10B53594」)

  • コガモ

  • ホシハジロ

  • キンクロハジロ

  • バン1

  • オオバン

  • カイツブリ

  • セグロカモメ 

  • アオサギ

  • ダイサギ

  • コサギ

  • ハシブトガラス

  • シジュウカラ

  • ヒヨドリ

  • エナガ

  • ムクドリ

  • スズメ

  • ハクセキレイ

  • キセキレイ

計22種類


いいなと思ったら応援しよう!