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年明け早々にMICHAELKORSかZARAのジャケットかで親子で騒いだ件

先日の成人式後の話。

着物を荒々しく脱ぎ捨て、お風呂で頭にばらまいたなんちゃって金箔を洗い流し(100均でアルミを加工して金色にしたものが売っています)、クラス会用の洋服とメイクへチェンジした娘。

最後はZARAのジャケットで決める。

モデルになったつもりでポーズを決めようとすると必ず腰に手を当ててしまうところがおばさん。
ららららい♪

あっ。
ちなみにこの写真は、娘のコートを借りて着ている私。
娘に写真を撮られて気が付いたことは、昔、娘の高校の制服を借りて着た時と同じ場所で撮影した写真とポーズがほとんど一緒だったこと。

そして、ポーズは一緒だけど顔のたるみが半端ないこと・・・
考えることは同じだったのに、顔の老化はとまらない。
悲しい。

さて、たるみの話は置いておき本題へ。

検索すればわかるけれど、マイケルコースとZARAのジャケットのデザインがよく似ている。

新年になってすぐに訪れたアウトレットモール。
マイケルコースの店のマネキンを見たあとの会話と行動を台本風にお伝えする。

娘:「ああああああ!私が理想としているデザインのジャケットはまさにこれ!!」と騒ぐ

私:「じゃ、お店に入って試着してみたら?」

娘:「ええええ?高いじゃん。買ってくれるの?お母さん?」

私:「買うか買わないかは試着してからの話でしょう?行くよ」

入店直前に娘が私を呼び止める

娘:「まって!お母さん!こんな高いお店で試着したら買わなきゃいけない雰囲気になるんじゃないの?やばいんじゃない?」

私:「あくまで店員さんの言いなりではなくて、金額云々ではなくてあんたが欲しいかどうかだけで判断すればいいだけ。いらないなら断ればいい。妥協なしでほしけりゃそのときはそのとき。それだけ。いくよ」

マネキンはマネキン。
うちの子はうちの子。
マネキンがかっこよく着こなせていたジャケットは、娘の体型には合わず。

娘の何がよかったって、体型に合わなくてもブランド名だけで買おうとしなかったこと。
店員さんに合わないから買わない、試着させてくれてありがとうと言っていたこと。

あと、私に
「お母さんに背中押されて試着してよかったわ。理想のデザインのジャケットだったけど、実際着てみて気が付くこともいっぱいあったしね。いい経験したわ。ありがとうね」
と言ってきたこと。

で、あきらめたのかと思ったら帰りの車の中でもずーーーっとスマホでジャケット探してた。

どうしてもクラス会に着ていきたい気持ちはわかったけど、仮にネットで見つけたものを注文できたとして、家に荷物が到着するまでの時間も計算しなきゃいけない。

娘がこれは?これは?とURLをじゃんじゃか私のLINEに送ってくる。
私も一個ずつ開いては在庫状況と発送までの日数が記載されているところを熟読する。

運転している夫は、私に「大変だねぇ」と他人事のようにニヤニヤして話しかけてくる。

ほとんどのショップが「年末年始注文受付配送遅延のお知らせ」を掲示していた。
そして、「絶対黒」という娘の要望がかなえられる在庫もない。白ばかり残っている。

それでも娘は「白でもいい」と妥協するような発言をしない。
万が一クラス会に間に合わなかったらジャケットなしで参加するとか、あほなことまで言い始まった。
ここは北国。雪こそ少ないエリアだが凍えてしまうことは間違いない。
何言ってんだ。

で、最後の最後で見つけたZARAのジャケット。
帰宅後、記載の寸法と自分の体型、マイケルコースで試着した時の感覚などから総合的に考えて、ぜひ購入したいと。

ただ、到着は成人式前日に届くかどうかぎりぎりのところ。
しかも日本郵便。
クロネコヤマトよりもちょっと時間がかかるケースがあるので不安だ。

もうポチって親子で祈るしかない。


祈りが通じたのか、なんと到着予定日の前日に配達が可能になり間に合った。

19990円。送料無料。

マイケルコースで試着した時の値段の約半分の値段で購入できて、さらにはサイズ感もぴったりだと娘も大喜び。

娘は現役のアスリート。
洋服一つ選ぶのにも、あきらめないことと、粘り強く行動することが活かされているようだ。

ジャケット代は、私は奢らず。
その代わりクラス会の会費と二次会で楽しめる分のお金を渡した。
もれなく夫と私の運転する車での送迎付き。

若いって素晴らしい。



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