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Spring Dun
フック>ドライフック
サイズ>#8~18
スレッド>6/0
テール>ディアヘアー
ボディ>ディアヘアー
スタビライザー>ディアヘアー
ウイング>CDC
ヘッド>CDC
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このフライを公開するにあたって、自分の中でとっても迷うところがまだあるフライとしてここに最初にご案内しておきます。
このフライは、1980年頃に最初にスタートしました。
当時「ノーハックルサイドワインダー」という世界のフライタイイング巨匠が集まって完成した世界最高の作品がありました。
もちろん自分も使用しましたが、効果は歴然と他フライをしのぐものがありました。
使い方やフライタイイングなどまだまだ調べが足りず納得いくものがありませんでした。
自分はそのフライを勉強したいことで、アメリカのフライ巨匠達に会いに行きました。そのことは「北米鱒釣生活」の中でも触れていますが、フライタイイングした本人に会いたかったこと、そしてフライのこと教えてもらいたかった。
そしてこのフライを超えるフライを完成したかった。こんな思いがこのフライにはあります。似たようなフライパターンはありますが本質的なものすべて違うタイプでした。このフライの目的として最小数のマテリアルで完璧なフライを作るということです。
今回は、スレッドを外すと二種類のマテリアルしか使いません。
これは、プロタイヤーがもっとも嫌がるフライタイイングです。
大量のマテリアルでフライタイイングするフライと違い、マテリアルでの誤魔化しが出来ません。
完璧なタイイングテクニックとフライシルエットが出来ないとフライになりません。もちろんサイドワインダーにも同じことが言えます。自分の中では完成と言いたいですが、きっとまだ追求すると思います。自分もフライタイイングがどこまで続けられるか心配になる年齢に近づいているのは感じられます。
レネハロップ氏もCMフライでのサイドワインダーはタイイング出来なくなったと言ってたのが、12年くらい前だと思います。今回のフライにはそんな思いが詰まっています。