高校一年生 フルートとともに そこは知らない世界
あらためて書いてみると、言いにくいかも。
フルートとともに、って、タンギングの練習かい!
失礼しました、”と”ってアタックしませんね(^0^;)
お断り。文中に出てくる名前は仮名(?)です。それと、記憶の曖昧な部分はAIが補正してるかも(^^;)しれませんが、そんなもんかなと温かい目で見て頂けると幸いです。
では、つづき、行きましょう\(^_^)/
そこは知らない世界
東京藝術大学に現役で合格したW田先輩によって、めくられた新しい頁。
ある土曜日の午後、自分も吹いたことのある”トロンボーン”が、自分の知らない、まったく違う音楽を奏でることが出来る楽器であることを思い知らされたのでした。
トロンボーンでこんなことができるなんて、、、聞いてないよ〜(・O・)
それなのに、W田先輩は私の新しい頁への書き込みを止めようとはしなかったのです。
そこも、私の知らない世界でした。
フランス音楽 印象派への誘い
ピアノとの合わせが終わってしばらく経った頃のこと、
今度は、W田先輩がピアノを弾き始めました。
それは、今まで私が聞いたことのないピアノ曲でした。
何とも心地よい音の世界に包まれたように思われたのです。
Debussy 作曲 二つのアラベスク 第一番
三連符と八分音符がからみ合いながら、織りなす軽やかで幻想的な雰囲気に夢中になってしまいました。
感受性豊かな少年は(何聞いてもそうなんですが(^◇^;))、あっという間にこの音楽の虜になってしまったのです。
私のフランス音楽 印象派好きはここから始まり現在に至ります。
実に50年以上(・o・)
中学校の吹奏楽部にもピアノの達者な者がいましたが、Debussy を弾くことはありませんでしたね。
音楽大学に行く人の音楽は、こんなに世界が違うのだと思い知らされました。
あまりに狭い音楽観しかないから、あっという間に感化されてしまう(^◇^;)
秋には、東京藝術大学の学園祭がありました。
3年のY田先輩に連れられて仲間と一緒に上野の森に行きましたよ。
上野駅の公園口を出たら、東京文化会館が目の前にあったことにも大感動。
上野公園から近代美術館、国立博物館を横目に、東京藝大へ。
音楽学部は右側。美術は左側。学食でレモン水(メニューはレモネードじゃなかったような気がする)を飲み、音楽のテーマパーク(その頃はまだないか(^◇^;))に迷い込みました。
床が抜けるから入場制限されてた奏楽堂(今は移転されてます)にも入ったなぁ。
ここには、W田先輩みたいな人が山ほどいるんだろうなぁと憧れの目で見ていた。
後でわかりますが、その中でもW田先輩は頭一つ抜けていたのですよ。
遠い日の思い出です(^。^) 遠い目。
こうした経験の一つ一つが、私の中に本当の音楽、本物の音楽への欲求をもとめるものへと醸成されていったのでしょうか。
つづく
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