中国語「ニーハオ」と「数字の1から10」しか話せないまま中国へ留学?
フルーエントには「中国留学が決まっていたのに、渡航できない…」「中国駐在の予定が延期になって…」といった声が多く届いています。
依然として、自由に日本と中国を行き来できない状況が続いています。中国に住む家族に会えない人もいらっしゃるでしょう。
先が見えない辛いお気持ち。私たちスタッフも、痛いほど身にしみております。。
しかし、そんな時こそ!
「黙々と中国語を勉強して力をつけてやろう!」と、前を向いて、今できることに取り組みたいですよね。
今日は、留学や駐在予定の人、これから中国に行きたい人に向けて、フルーエント学長の留学体験談、そして自身の経験から、現地に行く前に最低限!身につけておくべきことをお伝えします。
今のうちに中国語の基礎をクリアしておけば、今のピンチが大きなチャンスに変わるはず。私たちと一緒に、今できることを始めませんか。
超初心者レベルで中国へ飛び込んだ
フルーエントの学長は、大学3年生のときに中国語の知識ゼロで中国へ留学しました。本当に、「ニーハオ」と「数字の1から10」しか言えない状態だったそうです。
そんな超初心者レベルから現地に飛び込んだ結果、わずか5ヶ月で中国の大学入学レベルに到達されました。ごく短期間で一気にレベルアップできたそうですが、一体どんな生活だったのでしょうか。
以下、スタッフの高田が直接聞いた学長の留学体験談です。(中国語のプロコーチであり、コミュニケーション、リーダーシップの専門家でもある三宅裕之ならではのアドバイスも必読!)
1年の留学で結果を出す、と心に決めて。
『北京留学したのは20年以上前。広い道路に自転車が横何列にも連なっていた時代。今のようにインターネットはなく、勉強に集中するしかない環境でした。“1年の留学で絶対に結果を出す!”という気持ちで、日本人留学生のいない北京の大学に飛び込みました。
まず空港から大学に着くまで一苦労でした。タクシーに乗っても英語も通じない。運転手に漢字を見せて、何とか大学に着きましたが、次は留学生寮の場所を聞くことができない。意思の疎通ができず、何から何まで大変でしたね。中国語の発音もわからない状態だったので、はじめの1ヶ月は、授業もチンプンカンプン。毎日、必死に発音や単語を覚えていました。』
中国留学の前に、発音の基礎を身につけるべき!
『最初に苦労した経験から言うと、中国留学するなら発音の基礎だけは身につけから行った方がいいです!もちろん中国駐在の方も。
はじめの2ヶ月、ひたすら発音トレーニングを繰り返しました。中国語には約4000もの音があるので、まず日本語にはない音の出し方の練習です。体に染み込ませることを意識して、筋トレ感覚で続けました。
ちなみに、語学留学の授業は平日の午前中のみです。これだけで習得できるほど中国語は甘くありません。私は大学の授業以外に、毎日2時間くらい家庭教師を付けてマンツーマンで会話練習、土日は中国人と一緒に北京のまちに出て中国語を使う時間を確保していました。』
夏休みのシルクロード旅行で、中国人と間違えられた
『そして留学して5ヶ月が経った夏休み。シルクロードへひとり旅に出ました。その頃、ある程度の中国語会話はできるようになってはいましたが、旅の途中、なんと現地の人に中国人と間違えられたのです。自分の中国語がネイティブレベルに到達した喜びを感じ、とても嬉しかったです。
留学当時から、中国人と同じ発音になろう、と決めて真剣に発音学習に取り組んでいたので現地の人に通じたのでしょう。
このシルクロード旅行で、発音の大切さを痛感したと同時に、語学の基礎練習はスポーツの基礎トレーニングと同じだと感じました。どちらも、まず基礎体力、フォームを身につけることで、後にグンと力が伸びるのです。
高校時代、私はハンドボール部で厳しい練習の末、インターハイに出場した経験があります。当時、鬼監督の存在も思い出しつつ…中国語も基礎を体に染み込ませれば、必ずマスターできると確信していました。結果、5ヶ月で中国人と同じようなキレイな発音で、日常会話ができるようになったのです。』
留学生活も半年を過ぎるとマンネリ化?
『はじめは刺激がいっぱいの留学生活ですが、半年くらい過ぎるとマンネリ化してきます。
そこで私は、何かアクティビティを入れて刺激を受けようと、大学の中国人と一緒にテニスサークルを立ち上げました。意外にも北京の大学生が恋愛していないことを知ったので、“みんなもっと恋をしよう!”というコンセプトで活動しましたよ(笑)
他には、私が講師となって中国人の学生に日本語を教えていました。大学側に頼んで、正式な講座として開講してもらい、毎週40人くらいの学生に中国語で日本語や日本のことを教えていました。』
留学中に就職活動も!北京の日系企業を訪問
『帰国後のことも考えて、就職活動もしていました。日本での就職を考えると、日本人の人脈、情報交換も必要です。私は、留学中に北京の日系企業に出向いて、多くの社会人をOB訪問し、仕事の話を聞いてOBノートにまとめていました。
留学生活の後半は、日本人との交流もしていました。自分の大学には日本人がいなかったので、他の大学の留学生寮に遊びに行って、友人を作っていました。そして、留学生仲間で“日本留学生協会”のような組織を立ち上げたのです。日系企業に声をかけて、留学生のための合同就職セミナーを開催しました。このように、勉強以外でもいろいろ活動していましたね。
そんな私の留学中の目標は、語学力だけではなく、行動力やリーダーシップ力も高めること。中国だからできる体験、行動を積み重ねた結果、目標を達成でき、とても充実した北京留学でした。』
留学生活ほど幸せな時間はない
『私は、勉強だけに集中できる留学生活ほど、幸せな時間はないと思います。自分で留学すると決めたら、最後までやり通すだけ。
自由に行き来できる日が来たら、ぜひ留学にチャレンジしてください。それまでは、日本で中国語の基礎学習に取り組み、発音力を磨いてほしいと思います。』
学長の留学生活、かなりアクティブでしたね!当時、中国で「いま何ができるか」を考えて、どんどん行動されていた話を聞き、大いなる刺激をいただきました。
今のところ留学、駐在の予定は未定でも、「今のうちに中国語を身につけて備えたい」と思われたなら・・ぜひ、三宅学長のセミナーに参加してみてください。無料なのでお気軽にどうぞ♪
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