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大学の選び方

あっという間に高校3年生になり

大学受験が現実味を帯びだした頃。

私には、消えぬ途上国への想いと

なんとも無残な成績表がありました。

過去のNOTEにも書いた通り

私は理系科目が壊滅的に苦手でしたが

理系学部における学び

理系職種の進路に魅力を感じ

周りの大人の反対を押し切って

理系コースに進学していました。

相変わらず

理系科目の成績はボロボロで

文系科目で何とか保っている始末。

また、理系科目が得意な人たちが集まっている

理系コースでは、常に底辺を争っていました。笑

でも、不思議と焦燥感はなく

ただ毎日、淡々と目の前の課題をこなす

そんな日々を送っていました。

そもそも

途上国開発・支援に携わりたい私が

なぜ、理系職種に興味を持ったかというと

①現場で即戦力の人材になれること

②技術があればどこでも活躍できること

に魅力を感じたからです。

技術があれば、どんな国に行こうとも

そこで何か、力になれると思っていたのです。

そこで、当時の私は

特に興味のあった飢餓問題に

アプローチしようと

①高吸水性ポリマー等を使った

砂漠の緑地化、農地化素材の開発

②遺伝子組み換えや交配による

砂漠や荒地でも育つ食物の開発

をしたいと考え、大学を探していました。

正直、その時の私には

大学名と偏差値くらいしか判断軸がなく

井の中の蛙から脱したかった私は

京阪神や東京など、都心部に絞って

大学探しを行っていました。

でも、しっくりくるところが

なかなか見つかりませんでした。

もちろん、私立大学や

現状とかけ離れた偏差値の大学も

視野に入れればあったのですが。笑

そんな悩める私に

ある恩師が声をかけてくれました。

「君は、何を学びたいのか

今の時点でハッキリとしているね。

それは、実は幸せなことなんだよ。

何がしたいのかわからず

とりあえず大学名や偏差値で

進学先を決めてしまう子が

沢山いるんだ。

頭のいい子ほど特に、ね。笑

一旦、大学名や偏差値は

脇に置いて考えてみないかい。

都心部に出たい、という想いも。

大学には”研究室”というのがあるんだ。

大学生は高校のようにクラスではなく

この”研究室”をメインに学んでいくんだよ。

だから、君が学びたいことを学べる

研究室があるかどうか

または

やりたいことに近いことをやっている

教授がいるかどうか

が重要なんだ。

とりあえず、すべての大学の研究室

そして教授の専門を調べてごらん。

きっと、どこか1つくらいは

君の興味をそそられる場所があるはずだ。」

このアドバイスを受け

私は進学可能な国公立大学に絞って

とにかく、南は沖縄から北は北海道まで

研究室の内容と教授の専門を調べ尽くしました。

そうして、見つけたのです。

そこは幸運にも、私が行きたいと思っていた

都心部に近い立地でもあったのです。

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