代表挨拶
みなさん、初めまして。
FLT代表の榎本光臣(えのもとこうしん)と申します。
ここでは私の思いをお伝えしたいと思います。
私の過去を振り返ると、小学校、中学校、高校は、どんな問題にも正解が用意されていた気がします。
テストの点数が評価基準となり、自分の考えを持ち、自由な発想に心躍らせることより、数多く正解することの方が、正義だったようにも感じます。
「科学者になりたい!」と夢を抱けば、「じゃあ〇〇大学に行くのが1番!そのためには偏差値が〇〇必要になってくる。 だから物理の点数をあと〇〇点上げなきゃ。よし、この問題集を解いて特訓だ!」
という具合に。
夢を抱いたのは、まぎれもなく自分でした。
しかし、成功モデルに沿った敷かれたレールを進み、正解がある問題に対する対処法をたくさん学んできました。
けれども、社会に出るとどうでしょう。
自分の頭で考えることを求められる。
急に自由を与えられる。
いや、待てよ。この問いに正解はあるのか?
昨今はテクノロジーの発達により、情報に溢れ、正解だったものがすぐに正解じゃなくなり、昨日あった価値観が今日にはガラリと変わっていたりします。そんな激動の時代で、育ってきたからこそ、こう思うのです。
正解のない問題に対して、自分で考え、自分なりの答えを出していく必要があると。
しかし、自分なりの答えを出すことは簡単なことではありません。
何が好きなのか、何が心地よいのか、自分の価値基準、
そう、心のものさしが必要なのです。
今を、そして新しい時代を心豊かに生きていくために、
ひとりひとりに心のものさしを。