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【活動報告】大学生向けワークショップ 埼玉大学 キャリアセンター

埼玉大学OBによるキャリア講座

先日、埼玉大学 キャリアセンターと共催で大学生向けにキャリア講座(価値観カードゲーム)を実施しました。

キャリア講座の目的

これから就職活動を含め進路選択を控えている学生たちに、自分自身の価値観を言語化し、自己理解を促進することで、キャリアの解像度を上げてもらうことを目指しました。

キャリア講座の内容

キャリアとは
最初に「キャリア」について解説しました。
「キャリア」って大学生だとあまり聞く機会のない言葉かと思い、まず「キャリア」と聞いて何を想像するか聞いてみました。
「人生において行う仕事のこと」「キャリアを積むって聞くから経験のこと」など様々な回答がありました。
どれも正しいと思いますが、今回はキャリアとは「人生そのもの」であると伝えました。
もちろん人生の中には仕事も含まれますが、仕事だけ単体で考えるのではなく、人生の一部として捉えることが大切であることを解説しました。
また、キャリアの解像度を上げるためには外側に目を向けるだけではなく、自分自身の内側(価値観)にも目を向けることが大切だということを、簡単な事例を用いて伝えました。
事例のウケはそこそこ良かったかなと思います!笑

某有名モンスターの最初の場面を参考に事例を作成しました

価値観カードゲーム
自分自身と向き合うことの大切さを理解してもらった上で、価値観カードを使って、自分の中で大切にしたい価値観5つを選んでもらいました。

今回も御多分に洩れず、悶え苦しむ人続出。本当に良い意味で。
声をあげて唸る人もいれば、じっと黙って考える人も。
カードを近づけたり遠ざけたりしてじっくり考える人もいましたね。
リアルだからこそできることなので、こちらも良い気づきになりました。
何より楽しそうに向き合ってもらえたのが、嬉しかったですね。

笑顔もあり、楽しそうでした

このゲームでは山札が全てなくなった後に自分含む全ての捨て札の中から任意で1枚手札のカードと交換できるルールなんですが、今回初めて自分の捨て札から交換する人がいました。序盤では悩んだ挙句捨てたけど、最後にもう一度熟考してみた結果、やっぱり手元に戻す。じっくり悩んでいる証拠だなと思い、これまた嬉しくなりました。
最後にワークシートを使用し手元に残った5枚に順位をつけてもらい、理由を記入してもらいました。最後に自分の捨て札と交換していた人は、そのキーワードを1位にしていて、本当に大切だったんだなとしみじみ思いました。その後の発表でも、わかりやすく説明してくれましたね。

頭の中を整理しながら分かりやすく説明していました

聞いている方も真剣でした。何と一番迷ったかなど質問もたくさん飛び交い、より自己理解を深めることができました。

言語化力だけでなく聴く力も素晴らしかったです

参加者からの声

参加者からは以下のような嬉しい声をいただきました。
・「自分の内面をみる機会は自分だけではできないものなので、こうした機会は貴重と感じました。」
・「自分の価値観を改めて認識できたし、価値観の異なる他の人の意見を聞くこともできたのが良かったです。」
・「自分の出身高校でもやってほしいと思いました。」

キャリアセンタースタッフからの声

オンラインで価値観カードゲームをやったことはあったけど、リアルでやると「捨てる」という動作にリアリティがあり良かったです。また、カードを横にして捨てるのも新しくて面白かったです。迷った過程を残しておくことで、より深い自己理解に繋がったと思います。参加学生がキャリアについてより自分ごと化して考えられるきっかけになったと感じました。

おわりに

今回母校でキャリア講座を実施してみて第一に感じたことは言語化するスキルの高さです。自分が大切にしたい価値観とは何か。そして、大切にしたい理由は何か。文字に残すだけでなく他者に詳しく説明されている様子を見ながら言語化する力が十分にあることに驚きました。この第一回目のキャリア講座を皮切りに、キャリアセンターと連携を進めながら埼大生のキャリア自律に貢献できたらと考えております。
FLT 梅原卓也

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