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抗がん剤が終わってからの髪の毛の成長 その②

8月に髪の毛のことについて書いてから、あっという間に半年がたった。

これを書いている今は、ラストケモから7カ月半くらい経過している。

眉毛やまつ毛は通常の状態に戻ってからもうだいぶ経っている気がするが(いつ頃戻ったかもう忘れてしまった……)、髪の毛の育ち具合はなかなかのんびりで、いまだにウィッグライフを送っている。

それでも先月、1年ぶりに美容院に行って伸びかけの髪を整えてもらった。今の地毛の状態は、蓮舫氏よりもっと短いベリーショートという感じだ。

こういう髪形をしている人もいなくはないから、もうウィッグを使わなくても大丈夫かというと、私の場合は長さよりも髪質に問題があってそうもいかない。

もともと天然パーマなので、髪の毛があっちこっちに「クセがスゴい」状態でうねっていて、まだまだ地毛デビューは難しい状態だ。たぶん、あと3か月……、うーん、半年くらいで地毛デビューできるんではないかと踏んでいるのだがどうだろう。

ウィッグは10個以上買ったけど、結局最近使っているのは2つだけ。フリーランスとはいえ、継続的に人と会う仕事が多い。そんな状況で髪形が変わってしまうと、自ら「私、ヅラです」とアピールしているみたいになる。結局無難な髪型のウィッグばかり使い続けることになった。

外出する際に髪形を気にする以外は、がんについて考えることはほとんどなくなった。

病気に怯えて生きるのはいやだけれど、病気のことを気にしなさ過ぎるのも問題で。不摂生による体内環境の悪化で再発なんていうのもシャレにならない。

だから、今まで以上に生活習慣を守りながら、あとどのくらいかわからない持ち時間は、やりたいこと、楽しいことのために費やしていきたいと思うこの頃なのです。

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大前みどり
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