あと1年はやくこの本があったらよかった!「がんがみえる」
一昨年に乳がんとわかってから、それはそれはたくさんの本を買って読みました。なかにはどうなの?と思うような本もありましたが、読んでよかったと思う本はどなたかの参考になればと以前リスト化しています。
昨年治療が終わってからは全くがん関連の本は読んでいませんが、先日Amazonでプラプラしているときにたまたま見つけた本が気になって買ってみました。
本書は医療関係者やそれを目指す初学者を対象とした「腫瘍学」や「がん治療」の学習のためのテキストで、4,290円とお高かったけれど、自分が知りたかったことが網羅されていて、すごくよかったです。
がんそのものへの説明も、乳がんの治療に関しても、あくまでも初学者向けなので、医療関係者じゃなくても十分理解できる内容になっています。写真や図解も多く、それなんだ?と思うような専門用語も注釈などで補足されているので、置き去りになることなくついていけます。患者向けの本ではないので、がんという病気を、客観的に冷静に理解できます(医療者向けなので当たり前なのですが)。乳がんに限らず、あらゆるがんについても理解できます。本のおかげで、このところ飲み忘れることの多かったホルモン薬もしっかり飲もうと思いました。
2022年2月発売のため、一通りの治療が終わってから手にとることになりましたが、あと1年早く発売されていたらもっと助けになったのになあと思っています。
私はこれから先ずっと、再発や転移の可能性とともに生きていかなくてはなりませんし、身近にもがんの治療をしている人はたくさんいます。この本が手元にあると、いろいろな意味で冷静に治療について考えることができそうです。
がんという病気について詳しく知りたいという方におすすめです。
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