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北海道冬の太陽光発電について①

■続きのnote
北海道冬の太陽光発電について➁
■導入したソーラー蓄電システム
エネルギーの地産地消、ソーラー蓄電システムの紹介

弊社事務所のある北海道札幌市にて、11月26日初雪にして30㎝程のドカ雪に見舞われました。今は溶けて落ち着いていますがこれから3月までは積雪・除雪の季節が襲来しています。

こうした冬に北海道は様々ハンディがあると思いますが、今回は冬の太陽光発電の雪対策の話です。今回は以下のポイントのうち①②について記事にしています。

冬の太陽光のポイント

①パネルに雪が積もると発電しない
②パネル面を一部出すと発電と一緒に熱を出すので雪や氷を溶かしてくれる
③気温が低いと発電効率が上がる
④太陽の高さが低くなるので建物や電柱の影響が出る

北海道の太陽光発電では積雪があると発電面が覆われてしまう為、一切発電ができなくなります。そうしたことから角度45°にして落雪するようにしたり、野立ての場合は架台の高さを1mほど立ち上げたりしています。
しかし、それが滑り落ちることは少なく、発電量が極端に落ちることになります。

さて弊社事務所の太陽光ですが、26日の大雪により発電が全くできなくなりました。

蓄電システム①太陽光除雪前
蓄電システム②太陽光除雪前

雪がやんだ朝9時くらいから約30分弱除雪を開始します。

スコップと車用スノーブラシでパネルを傷つけないよう除雪をします。

大まかに除雪をした後、氷や多少の雪はそのままで、一部ガラス面を出してあげます。太陽光発電はパネル面を少しでも出してあげると、発電するのと同時に発電面が熱を出すので、日射があるとぐんぐん雪が解けます。

蓄電システム②除雪ビフォーアフター
蓄電システム①除雪ビフォーアフター

その日は朝10時には雲がなくなり、日差しが出てきたので、パネルの雪や氷も一気に解け、発電も順調に開始しました。

太陽光パネルは通常屋根の上など簡単に登れず難しい場合が多いですが、野立てやビルの屋上などに設置するものであれば作業は可能かと思います。
例えば公共施設やソーラーシェアリングの場合、そのまま放っておくのではなく、管理する方がちょっと手間かけることで、またエネルギーを産むことができます。

今朝の積雪の様子

今朝もパラっと雪が降ってました。これくらいならそのままでも溶けますが、ほうきで軽く履いてパネル面を見せるだけで一気に解けます。その電力でこの記事を書いているPCを動かしているわけです。
毎日あるわけでなく、パネルに雪が乗ったら作業する。これが私の冬の日課となります。

少しの雪でも雪が解けるまで発電しません。パネル面を出せばエネルギーを作り出せます。

ドカ雪の次の日、ウッドデッキに設置した薪ストーブで一人で遊び、焼き芋を作りました。しんどい季節ですが皆さん頑張りましょう!



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