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バンカラを黒字化する為にした事。
バンカラはオープンして一年半くらい赤字でした。
今はコロナ禍で瀕死の状況ですが、コロナ以前は黒字でやって来れていました。
バンカラが黒字化できた要素の一つに「ブランディング」があると思います。
黒字化できずに悩んでいた頃、ある経営者の先輩に「商売はブランディングに尽きる」と教えて頂きました。
僕はブランディングのプロではないので、正しくはわかりませんがブランディングとは「お店がどういうイメージを持たれるか?」なのかなと認識しました。
そしてどういうイメージを持たれたらお店にとって得になるか判断する為に、お店のお客様や同業の他店舗、また見込み顧客が行っているお店などに出向き観察しました。
バンカラのお客様の層は「アップテンポな歌を歌う方」と「バラードを歌う方」の大きく二つに分かれます。
観察していると「バラードを歌う方」は歌が上手い人ばかりだと気付きました。
もちろん「アップテンポな歌を歌う方」も上手い人はいるのですが、圧倒的に「バラードを歌う方」は上手い人が多い。
そりゃスローでしっとりと歌う曲はごまかしが効かないので上手い人向けですよね。
そしてもう一つ観察して気付いた事は「アップテンポな歌を歌う方」は大勢でにぎやかに歌うのが好きなので「団体率が高い」という事でした。
当たり前ですが、歌が上手い人より普通の方の方が世の中には多く、より多くのお客様に来てもらうに為には後者にターゲットを絞る必要があると思いました。
なので「バラードの流れるお店」というイメージでなく、「アップテンポな歌が流れるお店」にする事に決めました。
(僕個人はバラードの方が好きです。そしてバラード歌われるお客様も大好きです。)
そうする事で、より多くのお客様にリーチでき、また「団体率が高い」お客様にリーチできます。
当然来客数は多くなります。
なのでスタッフがバラードを歌うのは禁止にして、BGMではアップテンポな曲ばかりにし、SNSでもアップテンポな曲のみアップするようにしました。
なんとなくお店のイメージが変わるのに半年くらいかかるかなー?と思っていたら半年後に目標売り上げを達成する事ができました。
僕はこの仮説の検証がすごく楽しくてビジネスの一番楽しい部分だと思っています。
途中に書きましたが、僕はバラードの方が好きです。
なのでバラード禁止の時でも暇な時こそこそバラードを歌ってましたw
でも仮説の検証を成功させる為なら「自分の好きな事」でも捨てれたりします。
それくらい仮説の検証が楽しかったんです。
今は芸人インターンに注力しながら
「こうすればここが反応あるのかも?」とか「ここ変えたら反応率上がるかも?」と仮説の検証を繰り返しています。
足りない事ばかりで毎日勉強ですが、より多くの仮説の検証をしてもっと大きな事に挑戦して行きたいです。
そして今バンカラははっきり言って仮説も立てれないくらい先が読めない状況です。
ただ耐え忍ぶしかない時期です。
けれどバンカラももう少ししたら仮説を立ててなんとか立て直します。
みんな助けてね。