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ドイツ生活日記 #14
2023/05/30 ベルリン旅行 part 1
秒の2時間
こっちで知り合った日本人の同世代の人とベルリンへ向かった。このベルリン旅の大きな理由はラッドウィンプスのライブを観るため。
朝の6時台に駅で待ち合わせ。彼女は、私に水とクッキーをくれた。
電車はここから出発するので、もうホームに着いていて、私たちは乗った。
アナウンスなしに電車は時間通りに進んだ。
少しすると、40代くらいの人が来て、「実はそこ僕の席なんだけど、こっちに座るから」と、4隻シートで隣に座った。
雰囲気もとても優しい人だ。
私たちはそれから、メルタルヘルスのことから魂のことまでいろいろ話した。
電車で景色を見るのを楽しみにしていたけど、それよりも話に夢中だった。
電車が何か止まりそうな雰囲気になった所であと一駅だということに気づいた。それまで、トイレにも行かず、ただただ2時間話し込んでいた。
電車の中で街歩きルートとかを決めようと思っていたけど、そんなの忘れた。そしてもう到着した。
ベルリンの駅は新しくて、何階もあって首都感があった。
とりあえず、一日フリーパスを買うために動いた。機械を目の前にして、選ぼうとするけど、値段が安いのか高いのかわからなくなった。それで、スマホで検索したら、思っていたよりだいぶ安いチケットをみつけた。ラッキーだ。
流れに身を任せて
まず先に、カフェに向かった。時間も早いから。
地下鉄?というか市内鉄道みたいなのに乗って、初めての街の景色を眺めた。
第二に大きいと言われるハンブルクよりもだいぶ異文化がミックスされてる印象を受けた。
いろんな国の人がいる。
電車で、今後のプランを少し話し合って、ポイントだけ押さえることにした。きっちり計画じゃなくて。
そして、私たちの、流れに身を任せる旅が始まった!
パリジェンヌ?
私たちはカフェへ向かって、小さな通りを歩いていた。
子供たちの声が聞こえる公園、テラス席でおしゃべりを楽しむ人たち、美しい建物、晴れの日でとてもキラキラして見えた。
歩いていると、後ろから40代か50代の女の人が犬と来たのに気がついた。
道が狭かったから、少し避けた。
そしたら、子犬が私の避けた方に来て、「ごめんね」とまた方向を変えた。
そしたら、少し遅れて歩いてたら飼い主の女の人が、「Sorry」と、笑顔を交えて言った。
ドイツでは表情を加えてくれる人が少ないので、温かい気持ちになった。
進んで行くと、その女の人はスタスタとカフェの方へ入って行った。
友達と「もしかして同じ所?(へ向かってる?)」と、顔を見合わせた。
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カフェは、入り組んだところにあって、中庭のプライベート感があった。
高級感漂う感じじゃなくて、素敵さとカジュアルさがミックスされてる感じ。
お店に入った。
クロワッサン系がフランスを思い浮かべるように美味しそうで、私はチョコクロワッサンにした。友達は、フォカッチャ。
席に座ると、あの素敵な女の人がいた!
彼女の雰囲気はパリジェンヌを彷彿させる。
サッとカフェに行って、朝食を済ませ、職場へ行く。
行動にリズムがあって、無駄がなく、エレガントで素敵だ。
私たちは人間観察しながら、美味しい朝食を食べた。
私のチョコクロワッサンはもうパリパリで、今までに食べたクロワッサンの中で一番に上がるくらい。とっても美味しかった。
友達のフォカッチャも少し貰って、オリーブオイルがたくさんつかわれいて、リッチな感じで美味しかった。
途中で、トイレに行くと、帰り際のあのパリジェンヌのような人とばったり会った。
「また会ったね!」と、声をかけてくれて、嬉しくなったから、最後に「良い一日を」と言った。
そしたら、「あなたもね!」と、素敵だ。
ちゃんと目が微笑んでる感じが伝わってきて、言葉の何倍も意味を感じた。
あ〜最高な一日の始まりだ。
暑い午後
カフェの後は、ホテルに荷物を預けたり、大聖堂へ向かったりした。
大聖堂は、友達が行きたいと言っていた所で、中はもちろん煌びやかなこと、展望台のような所もベルリンの街を一望できて最高だった。
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首都感あると感じてはいたけど、高いビルの銀色よりも、オレンジのレンガ色がたくさんあって、「やっぱりここはドイツなんだ」と、ほっこりした。
大聖堂を出てアイスクリームワゴンを見つけた。とても暑くなってきたから、アイスを買った。
暑くすぐにとろけてて、食べるのが大変だったけど、なせが私たちはハイのようになって、話すこと話すことにゲラゲラと笑っていた。お腹が痛くなるほどおもしろかった。
日本人の感覚同士で笑うのが(母国語だから)やっぱり一番笑えるし、『笑う』って大切だと思った。この時すごく、それが必要だったって感じた。
ベルリンの壁
その後、ベルリンの壁を見に行った。
もう壁が見えた瞬間から、その恐ろしさを感じた。
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上手く言葉では表せないけど、(元あった街を二つに隔たる)壁そのものもそうだし、ソ連の社会の感じも、ものすごく恐ろしく、残酷で、やっぱり戦争とか、占領とか、なくなるべきものだと強く思った。
『平和』という言葉をもっと大切に包んで生きたい。