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ドイツ生活日記 #16
2023/06
子供と大人の境目
ある日曜日に知り合いと公園に行った。
日曜日の公園は、ファミリーや友達同士、いろんな人で賑わっている。
ほぼ裸で体を焼いている人もいっぱい見かける(笑)
そんな感じで芝生の上はカラフルなレジャーシートがいくつも並んでいる。
夕方になった公園は、まだまだ光がいっぱいで、心地よい風も吹いたりしていた。
近くにいた女の子が何かを集めていることに気づいた。
何かなと思って見ていたら、小枝だった。
何かをするために集めているのかなと思ったら、急にフワッと投げた。
せっかく集めた枝はあたりに散らばって、ばらばらになった。
でも、女の子は嬉しそうに家族に笑顔を見せていて、それが楽しい遊びみたいだった。
それで気づいたんだけど、私の頭は大人になってるかもしれない。
何か形にしなきゃとか、結果を考えて何かをするとか、そういう頭になっている。
ただただ無邪気にその時に楽しいと思ったことをする気持ち、いつが最後だったろう?
こういう子供と大人の境目について考え始める時、いつもあのときを思い浮かべる。
それは、小学生の高学年のときに家族とアスレチックのある公園に行った時のこと。
今まで公園にアスレチックがあれば最高と思って、弟たちと楽しく遊んでたはずなのに、その時に「もう楽しくない」って感じた。感じちゃった。
それは成長であるのかもしれないけど、何かピュアなものを失ったような気もしてしまう。
流石にもう子供のような遊び方は楽しめないけど、頭を通って感じる『喜び』じゃなくて、心で素直に感じる『喜び』を大切にしていきたいな〜と思う。
あの女の子はいつかの自分を思い出させてくれた。
(P.S. トップの写真の中で気球を見つめて立ってる子がその女の子)
こだまする言葉
時々、こだまする言葉に出会う。
それは誰かと話していて心に残った言葉だったり、何かを読み聞きする中で何度も出てくる言葉だ。
それは、蛍光ペンで印をつけたように時を重ねるにつれて目立ってくる。
最近は「ポジティブさ」という言葉。
ドイツの冬を越して、でも、なかなか晴れない日が続いて、・・・どうも物事をポジティブに捉える能力が下がっていた。
その中で、耳にした「ポジティブさ」についての話たち、私を明るくさせた。気づかせてくれた。
「ポジティブ > ネガティブ」ではないと思っているけど、明らかにバランスが崩れていて私の気持ちは閉鎖的になっていたし、ちょっと不満が多い感じになっていた。
そんな時に現れた救世主。
言葉は私を救うな〜と思った。
今回は「ポジティブさ」だったけど、また次回は違うだろうから、触角を立てて『こだまする言葉』を見つけていきたい。
似てるボーイフレンド
ある日、語学学校の友達と帰りが一緒だった。
その子はスペイン人で、イメージするなら中世の良いプリンセスという感じの素敵な子。品があって、フレンドリーで、優しい。
その子と地下鉄の方向が一緒だから時々一緒になる。
今回は、ボーイフレンドの話になって、前から仕事が似てるね〜と話していたから、もっと詳しく生活とかの話になった。
話しを進めていくと、お互いのボーイフレンドが家事が苦手で、私たちは料理とかが好きという共通点に行きついた。そして、ゲームも好きで・・・ちょっとした共通点が積もっていく。(笑)
そしたら彼女が「みんなで公園とか散歩したらいいかもね!」って提案してくれて、いつかしようねってなった。
あっという間に彼女が降りる駅になってバイバイした。
その後の週、(何ヶ月も前から知ってるのに)やっとインスタを交換して、彼の写真を見つけた。なんとロングヘアだった!
髪型も同じなのか!と、連絡したら彼女も笑っていて、いろんな偶然が重なることがあるのかとおもしろくなった。
実は彼女との共通点もいくつもあって、年齢が近いこと、国際恋愛なこと、異国に住んでいること、母が看護師であることと、静かめ/控えめなところとか。
恋愛関係においてのカルチャーの違いとか話せるの本当に助かる。話してどうなるとかはないけれど、共感とか分かり合えるだけで、落ち着く。
来月あたり、4人で公園に行けたらいいな〜。