ドイツ生活日記 #17
2023/06
ドイツなのに抗生物質
今年2回目の風邪をひいた。
最初は、花粉症だと思っていて(語学学校の先生から聞いた)市販の薬を飲んでいた。でも、一向に治る気配がしない。
ある時、症状が酷くなって授業に集中できなくなった。咳も堪えながらでキツくて、早退することにした。
そしたら、看護師と医者のクラスメイトそれぞれが、どんな状況なのか問診してくれた。「花粉症の薬で効かないなら変だね。咳は肺まできてる?」と。
私は、「肺まできてて、咳が結構苦しい。」と、答えた。
そしたら、医者に診てもらった方が良いということで、(ドイツは自然治癒で風邪を治すけど)行ってみるかと考え直した。
次の日、医者に行くと、風邪と診断された!痰が酷かったので、それ用の薬と、後は、1週間以上長引いていて肺の方にも影響があったから、抗生物質も出された。
「ドイツなのに抗生物質!?」とびっくりした。自然治癒推しで、薬としてハーブティーが処方される国なのに!
でも、肺の感じが悪かったから、当然のことなのかもしれない。
それから数日でどんどん良くなっていった。(頻繁に使うのは良くないけど、)抗生物質様様だ。
日が暮れるまで公園で
友達と夕方待ち合わせをした。
おしゃべりしようという感じで、公園に行くことにした。
公園に行く途中、広場では屋台のようなものが並んでいて、真ん中の小さなステージではアーティストが歌を歌っていた。夏の夜のフェスティバルが始まったみたいだった。
これが開催されているのは毎週末なのか、毎晩なのかわからないけど、去年もやっていた。
音楽と食べ物、みんな夏の明るい夜を楽しんでいるみたいだった。
私たちといえば、飲み物とフードを買って、公園へ向かった。なぜかというと音楽が大音量すぎて話ができないから。(笑)
公園に着くと、そこは空っぽで、芝生の上に座った。
8時近くに、ご飯を食べながら話しをし始めた。
始まったと思ったら、もう当たりは暗くなってしまった。もう11時。
その子といるとすごいな〜と感じるのは、話し始めると違う世界に行って時間を忘れてしまうということ。それがまた起こった。
そんな感じて、話に没頭してもう暗くもなってきたから、お開きにした。
楽しくて、心地よくて、あっという間の数時間だった。気の合う友達と公園で過ごせるなんて最高だ。
穏やかなカフェの日常
知り合いの人とカフェに行った。
そこは、家から徒歩で行けるのに知らなかった場所だった。
小さなカフェだけど、通りにちょっとずつテーブルと椅子があって、優しい色のローズが満開で、カフェ自体はビンテージと木と、白がテーマの感じで、とってもタイプだった。
外に座って、道ゆく人を眺めたり、心地よい雰囲気を楽しんだりした。
途中で、オーナーのおじさんと小さな娘さんがきて、挨拶してくれた。穏やかそうで、品があって、そんな印象の方だった。
彼らは、今どきのおしゃれな若者3人のいる席に行ってカードゲームを始めた。
年齢とかそれぞれの雰囲気もいろいろだけど、仲良くカードゲームしてる光景はほんとうに微笑ましい。
そういうシーンはもしかしてここの日常なのかもと考えると、「とっても素敵だな〜」と心からじんわりと感じた。
その通りの感じも良くって、なんかみんなハッピーそうな感じがした。
また絶対来たいし、常連さんにもなりたいなって思った。
フレンドリーなおじさん
ある日、学校がある建物の入り口で友達に会った。
そして、学校がある4階へ上がるために、エレベーターを使おうとした。
そしたら、配達員のおじさんが「お先にどうぞ」と、私たちを先にのせてくれた。続いておじさんが乗って、狭いエレベーターは満員になった。
友達と話していると、目の前に立つおじさんが急に、「どこの国出身なの?」と英語で聞いてきた。
「なんだろう?」と思ったけれど、それよりもおじさんの人柄の良さそうな感じがあったから、日本だということを伝えた。
その後ほんのちょっと小話をして、なんてフレンドリーで優しいんだと思った。
そう言う風に思ったことをすぐ伝える感じ(他者との壁がない感じ)とってもいいな〜と思った。ドイツは割と他の人に話しかけない方の国な気がするから、久しぶりのフレンドリーさ、嬉しかった。
友達って対等よね?
6月の終わり、語学学校の友達とカフェに行った。
メンバーは、トルコの子、コロンビアの子、スペインの子と、私の4人。
ドイツ語と英語で話しをした。
同じレベルくらいのドイツ語なら理解しやすいから、良い勉強になる。
私たちは、ドイツに来た理由とか、他の国の良さとか、あれこれ話した。
なんか前友達とカフェ行った時より心地良いな〜と思って、考えてたら、リーダー的な人がリーダーしすぎないこと。
前は、今考えると強めの子がいて、ちょっと上から感があったから心地悪かった。
今のグループをまとめてくれる子(カフェ行こうとかみんなに言ってくれる子)は、普通に平等、そのまま言葉を受け取ってくれる。その人の価値観によって捻じ曲げられることはない。
友達って対等だよね〜って改めて感じた。
良い会だった。
恐竜のカーディガン
いつものようにバスに乗ると、パッと目がいく洋服があった。
それは黄緑色に恐竜の絵が描いてあるカーディガン。ある女の人が着ていた。
子供っぽくもあるんだけど、2色だけの配色とか、何かですごくかわいく見える。しかも、その女の人のスタイルと混ざって、めちゃくちゃ似合ってる。
私も欲しいところだけど、持っているパレットの色(髪の色とか肌の色)が違いすぎて、上手くそのカーディガンと混ざりきれないと思う。
でも、そういう素敵なコーディネートが見えた今日は、ラッキーだ。
私は守られている
知り合いの人で、スピリチュアル系のパワーが強い人がいて、実は最近見てもらった。
私の守護スピリットは、ピンク系の髪がくるくるロングのエンジェルみたい。
実は実は、ほんとにそんな風なエンジェルをここ2年くらいで2人描いていて、しかも見てもらう前日にやっと額縁に入れて飾ったところだった。
巡り合わせがすごい。
そして、その人によると、エンジェルは、愛と平和が大切で、私のことをすごく見守って、肯定してくれてるみたいで、心がギューっとあったかくなった。
自分では選べないものだから、そんな素敵なエンジェルが守ってくれていると思うと、本当に嬉しい。
でも、こう、自分が描いていた絵のような感じなのは、ほんとにびっくりした。
普通に生きていると、心が折れそうな事もあるけど、すぐそばに味方がいることを実感した今、またもっともっと進めそうな気がしている。
見てくれた知り合いさん、そして守護スピリットに感謝。