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ドイツ生活日記 #12
2023/05/27
言葉が通じるということ
昨日は日記が書けなかったけど、最近ちょっと思ったことがあった。
それは、いくら同じ言語を話していても言葉が通じない場合があるということ。
あまり明らかに分かることがなかったから、そう感じた時には驚いた。
上手く言葉では表せないけど、感覚的に、「私の言いたいことが伝わっていない」、そして「きっと伝わらないんだろうな」と、思ったこと。
ディスカッションしたとしても、私の意見は折り曲げられて、隅っこにやられそうな雰囲気がある。
絶対的は人はこうあるべきが決まっていて、白が黒かの世界。妥協は許されなそう。
私も物事白黒させたいときはあるけど、考えとか思いとかは、グレーが多い。人は完璧じゃないから、曖昧な時もあったりして、それはそれで良いと思う派。
価値観が違うから仕方がないことだけど、個人的に人と話すときには、みんなが割と快適な会話になるように考える。自分の意見ももちろん言うけど、いろんな価値観があるから、それを壊すようなことはしたくない。でも、今話していたような人たちは自分のものさしで人の生活を見て、あたかも争いのように物を言う。そこまでしなくても良いんじゃないかなって思ってしまった。
それで、合わない人とは程よい距離になれば良いから、
人と会う時に何がキーになるかなって考えてみた。
私の場合、「美術館」がキーワードかもしれないと思った。結構頻繁に美術館とか行く人が友達、心を開く相手に多いかも。
ドイツ語実践編
今日はロングヘアの男の子の両親とクリスマスぶりに会う。
なんかあったかい人たちだから、会うのがとても楽しみだった。
彼らは、昨日コンサートを観て、今日は私たちと過ごすプラン。IKEAで待ち合わせして、会ってハグをした。嬉しい。
それでドイツ語で「How are you?」と聞いてみたりして、ドイツ語で話すことに挑戦してみた。
文章を作るのには時間がかかるからずっとフルセンテンスは難しいけど、英語に知ってる言葉を混ぜながら話した。ロングヘアの男の子のお父さんとも直接のコミュニケーションがとれているような気がしてまた嬉しかった。
前はほぼほぼゼロだったドイツ語も半年後にこうやって会って、なにか掴めるようになったのは成長。
半年前よりは、断然リスニング力が上がったし、簡単な単語なら出てくるようになった。
今日は特に頭が冴えてる日だったってのも良かった。
まだまだだけど、こうやってテストみたいにドイツ語オンリーの人と少しずつ話せるようになってるのは自分にとってとっても大きいこと。
挑戦してくれるということ
その後、ロングヘアの男の子の両親とご飯に行った。
場所はロングヘアの男の子の好きな韓国料理屋さん。これはどちらかといえば、ドイツ人向けの感じ。
ロングヘアの男の子のお父さんは魚系、アジアンフードが結構苦手で、前に餃子を作った時も苦手かもしれない可能性があった。
でも、餃子はとても気に入ってくれて、それで今度は息子の好きなレストランに挑戦しようと、前々から決めていた。
石焼ビビンバを頼んで、ソースが辛くて「辛い、辛い。」と言っていたけど、完食。
好みの味かは分からないけど、少なくとも苦手イメージを払拭することはできた感じがする。
その『苦手意識』を無くすってことは、本当に大変だと思うから、挑戦してくれたってことがほんとに意味を成す。
私のカルチャーに(近いものに)歩み寄ってくれる感じ、ほんとにありがたい。また餃子を食べたいとも言ってくれて、また次にお家に行くのが楽しみになった。
完璧な旅の終わり
韓国料理の後に、インテリアショップに立ち寄った。
インテリアショップは私も、ロングヘアの男の子のお母さんも大好きで、2人でいろいろ物色をして、楽しかった。ロングヘアの男の子と彼の父は、いつの間に外に出て話をしていた。
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その後、私たちのアパートに向かった。
私は、ロングヘアの男の子のお母さんに私のミニガーデンにアドバイスが欲しくていたから、見てもらった。
彼女のガーデンはとても素敵で、私のミニガーデンとは比べ物にはならないけど、興味深く私の植物を見てくれた。
いろいろアドバイスを貰ったりして、彼女の情報量の多さに驚いたりもした。
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その後、ボタニカルガーデンへ。
三週間前に行った時に、ロングヘアの男の子のお母さんがきっと好きだろうな〜と思っていたところだったから、ちょうど良いタイミングだった。
入るや否や、「素敵〜!」と、彼女。
そして、ずーっと私たちは、進んでは止まってを繰り返しながら話しをしていた。
ある所で、この間見たフレンドリーなネズミの話をしたら、ロングヘアの男の子がその時に見たフレンドリーならリスの話した。そしたら、彼女が「あなたたち変なカップルね。それぞれ近い所でフレンドリーな動物に出会って〜(笑)」と、楽しく話した。
そして、またそうだけど、彼女の情報量に感銘した。いろんな花の名前を知ってる!
私たちが夢中になっていると、たまにロングヘアの男の子と父グループはどこかへ行って、正直ちょっと飽きてる様子だった。話の方に花を咲かせてた。
ロングヘアの男の子のお母さんと私がいろんな花をみて楽しんでいると、あっという間に帰る時間になってしまった。
終わり際に、彼女が「今日は完璧な旅の終わりだった。」と言ってくれた。
一泊2日の旅、半分しか関わってないけどそんな風に一緒に素敵な時間を過ごせて私も幸せ。
ガーデン好きの人は最高だ〜。