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エイプリールフールのサプライズたち
1. 天気
いつものように朝起きて、ブラインドを開ける。
なんか昨日の夜から寒い気はしてたけど、、、
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外は真っ白だった!
空からのエイプリールフール!
雪がしんしんと降っていて、一瞬で12月にタイムスリップした気分になった。
クリスマス前のあの雪が降るか降らないかの感じ。
目に見える色が違うだけで、こんなにも頭を混乱させるんだって思った。
あれ?ドイツに来たの一月で、地元では真っ白だったけど、こっちは雪は全くなかったな〜って、頭が調整不能になってた。
それでも、なんとか4月1日だよね?って確認して、せっかくだから撮影に行くことに決めた!
ちょうど、まれに訪れる雪のドイツを写真に収めてなかったのが悔いだったから。
それにしても天の神様はジョーク上手すぎ。
ぴったりあわせてきてる。
2.マーケット
そんなことで、街歩きにでた。家からわずかに見える塔のような建物は、教会で、その周りは伝統的な建物が連なってるドイツらしい街だ。そこを狙って歩いて行った。
本当にそこまでは目と鼻の先くらいに近いから、そんな素敵な場所の近くに住めてラッキーだ。
その街の中は入り組んでいて、最初は迷いそうになってたけど、慣れてきた。なんとなく気の行く方に進んで行った。
パシャパシャと写真を撮りながら進む。
広場に出だと思ったら、賑わっていた!
マーケットだ!
まだドイツのマーケットには行ったことがなかったから、突然の登場に目をキラキラさせた。
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前にいたおじさんについて、端っこから入っていくとすぐそこにお花屋さん!この間、ミュンスターに行った時に、出会したけど、買うタイミングを逃してしまったお花屋さん。マーケットで絨毯のように広がってるお花から選んで買うのは格別だ。
絶対に買う!と心は決めていても、ドイツ語話せないな〜って、英語通じるかな?ってもじもじ。
とりあえず、他のお店も見てみることにした。
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八百屋さん、パン屋さん、ハムとソーセージやさん、魚屋さん、、、いろいろあった。それも、格一点舗じゃなくて、数店舗ずつあって色とりどりだった。全部見回ったところで最初のお花屋さんに行って、お花をえらびはじめた。
お姉さんがたぶんハローどれにしますか?って声をかけてくれて、英語話せますか?って聞いたら、うんたぶん大丈夫だと思うって英語で応答してくれた。とっても素敵な人で、押し売りする感じじゃなくて寄り添う感じ、雰囲気が優しいの!ドイツの人メイク率低いな〜って思ってみてるんだけど、このお姉さんも本当ナチュラルな感じ。かわいい。このお姉さんの醸し出す雰囲気のおかげでストレスなく初めてのマーケットで買い物できてる。奇跡。
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これいくら?って聞いて、ちょっと選んで見るって言って、一つ決めた、せっかくだからと思って二つ目も決めた。ここら辺の感じ欲しいとか言って見ちゃったりして、お姉さんが頑張って花の絨毯の間に入る。申し訳ない。それでブーケみたいにこれでいい?って見せてくれた。2種類それぞれ単体な感じだと思っていたけど、こうやってブーケみたいにまとめてくれると余計にワクワクする。そして、お会計。雪降ってたから花を包む包装紙で全部カバーしてくれた。いつものようにスーパーで買う花と違って種類が豊富だから迷った。
聞き取った英語の計算だと、12€くらいになると思ったら、11€だった。おまけ?2セット割?なんでもありがたい。でも、現金少ない!危機!って思ってたけど、小銭がいっぱいあったからセーフ。小銭多くてごめんなさいってお金を渡して、お花をもらおうとしたら、お姉さんが花束を置いたからどうしたんだろうって思った。そしたら、ちょうど近くにあった
バラの花一本をこれおまけねってくれた。
もう爆発すると思った。
もう一気に胸いっぱいになって、もっと嬉しいこと伝えればよかったけど、ありがとう!またね!って去ってしまった。
あーでも嬉しい。幸せだ〜。
もうこのワクワク感を誰かにシェアしたくてたまらない。
写真撮影もいつの間にか切り上げて、家に帰ってた。
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なんか、やっぱり花っていいよね。
切花だと儚いけど、でも、美しいのには変わりがない。
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