#31【my garden journal】涼を呼ぶ金魚草。別の楽しみ方をみつけました。

画像1 こんにちは。夏日が続く今日この頃、金魚草のこのお色、元気なのは良いのですが、もうちょっとクールに過ごしたい時もあります。偶然、金魚草でこんなに遊べるとは、ということを見つけたお話です。 あまりガーデニングとは関係ないのですが、よかったら涼んでいってくださいませ。
画像2 昨年9月下旬、金魚草 "カリヨン・ミックス" の苗をタキイ種苗から購入し、貸し農園に植えました。色は、パープル、アンティーク(ダークオレンジ)、ピンク、アプリコット、クリームイエロー、ホワイト、の6色、各2株です。 金魚草は、タネから育てるのは、元職場でも苦戦しているのを見ていたこともあり、苗からにしました。幼苗の間、根っこが弱いようなのです。 11月の初めからボチボチと咲き始めました。 この写真は、その時のもの。幼く、柔らかい感じです。
画像3 11月の写真です。金魚草は、いつも脇役、というイメージを持っていました。この写真の主役も、私の中ではコスモスでした。
画像4 冬の間も、少しずつ咲き続け、3月、4月、5月と大躍進を遂げました。 青い空に元気一杯です。 収穫のタイミングとして、一般に、一番下の花から数えて、2つか3つ咲いたら受粉する前に摘むと長持ちする、ということで、最初はすぐに摘んでいました。 家に飾りきれなくなってきた、というのもあって、少しずつ農園で咲かせるようになりました。 私流、摘むタイミングは、「下の3つか4つの花が受粉し終わって、花びらが落ちた頃」、に変わりました。
画像5 その方が、断然、勢いがあって、上の方の花まで萎れずに咲いてくれるんです。  花瓶での寿命は短くなっても、個人で楽しむには、そちらの方が手入れも短いし、まだ咲いてないうちから、室内に取り込むなんて、植物にも虫たちにも申し訳ないな、という罪悪感も少ないんです。
画像6 植物、虫、人間、の順に、家で最後まで楽しませていただきます。 最近の金魚草は、中心ではなく脇芽が立ち上がった2番花で、茎は細いのですが、がっしりとしていて、花は大きく、色も鮮やかです。
画像7 一晩、バケツに水を張って、養生してもらいました。
画像8 フラワーアレンジメントには、スパイキー(spiky, とんがったもの)な要素も必要だ、ということで、あまり考えずに、背の高い品種を選びました。
画像9 ”カリヨン”は、F1の改良品種です。カタログには、「しっかりとした茎で、花上がり抜群。ベル咲き、大輪の極早生品種シリーズ。 秋にも少し開花する。」とあります。他の品種を育てていないのですが、この説明の通りです。
画像10 このアレンジメントの主役は、千鳥草ですが、金魚草の色のおかげでうまくお互いが引き立っています。
画像11 アプリコット、パープル、レッド、の金魚草。 千鳥草の濃い紫に負けていませんよ。
画像12 花のピーク前後まで畑に残しておくと、受粉の終わった花は花びらがまだゴツくて立派なのに、子房を残して、花弁だけ丸ごとスルッと抜け落ちてしまいます。
画像13 そういう抜け落ちた花が、バケツの中に24時間以上水に浸っていました。その花をすくい上げた瞬間。。。
画像14 まあ、びっくりです。これは何なんでしょう!? この肉厚な花は、まるでロウ細工のようにツヤツヤとして存在感があります。 キクラゲを水に戻したよう、でもあります。プルプルしています。そして、花びらが透き通っているんです! オーバーですが、衝撃的な発見でした。
画像15 先ほどのお花、24時間も経たないうちに、ドライになりました。黄色が濃いです。
画像16 じゃあ、もう一度作ってみよう、と他の花を水に入れることにしました。
画像17 水が花びらに浸透するまでには24時間以上かかります。これは途中の状態です。
画像18 もう少しです。
画像19 できました!  金魚が泳いでいるように見えるんです。
画像20 器を替えたりして、遊んでみました。 やはりオレンジ色の花は、黄色より、金魚に近い感じです。
画像21 泡ぶくまでついて、ますますリアル。
画像22 金魚の模様のコップに入れてみました。
画像23 涼しげです。
画像24 陸に上がった、金魚です。
画像25 乾ききる前にもうひと遊び。 ローズマリーの葉っぱは水草の代わりです。
画像26 せっかくだから、パープルでもやってみました。 ベルベットのような花びらが、金魚のように、は、なりましたが、この色は金魚、って感じではありませんね。
画像27 ルビー色の宝石。ガラス細工のような金魚草になりました。 これは、面白くて、楽しいです。
画像28 乾くとすっかりドライフラワー。
画像29 遊んでいる間に、これまた遅めに摘んだ千鳥草が(見事に!)咲き切って終わりとなり、だんだんと金魚草がアレンジメントのメインになってきました。
画像30 金魚草は、別にあってもなくてもよかった、と言っては、金魚草に申し訳ないのですが、今は、植えて良かったと思っています。金魚草、アメリカではスナップ・ドラーゴン (snap dragon)と言います。龍の口が開いていて、指を入れると、パクッと噛みつかれそうです。 一つの花を金魚に見立てた日本語は可愛いですね。そしてその名前にふさわしく、水に入れても楽しめるのでした。 少しでも涼しい気分になっていただけたら嬉しいです。 今日も最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

サポートありがとうございます。