見出し画像

#24 これからの内容は、気ままな感じ、です、 & 矢車草と植物検疫証明の話。

こんにちは。
貴重なお時間をありがとうございます。

ご無沙汰をいたしました。
昨年までの私は、春+晴れ=外、でしたが、今年は、自粛で、家の中で過ごしています。

今まで「当たり前だった」価値観が次々と変わってきていますね。
このご時勢、人のお役に立ちたい、と考えてみても、私に何ができるのか、わかりません。
ブログを始めた頃は、もう少し真面目な内容にする予定でしたが、どうも今の自分から離れ始めてきた気がします。

ならば、今の自分を綴る、自由気ままな内容に軌道修正することにしようと、考えました。
過去にこだわらず、でも、温故知新で。
今は、何でもあり、の時代のように思えます。
天然ボケの私でも、これからは生きていけるような気もしています。

このブログが、何かしらのビタミン剤になれば、嬉しく思います。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。

画像1

今日は、種子から育てた矢車草(最近は矢車菊と呼ぶそうですね。アメリカでは、Bachelor's Buttons バチェラーズ・ボタンズ)のお話を少し。

種子はワシントン州のフローレット・ファームから購入しました。
2019年1月9日午前9時、この日がオンラインストア初日。
すぐ売り切れになる品種もたくさんあるので、私もスタンバイ。
品種の名前は、'Classic Magic Mix (クラッシック・マジック・ミックス)'


種子を正式に持ち込むため、アメリカ農務省(USDA:  United States Department of Agriculture)の植物検疫証明をもらおうと、準備を進めました。
1月末帰国予定だったので、とにかく時間がない。

まずは、オンラインで、登録し、植物の内容を記載する。種子の数も細かく。
そして、実際にアポイントメントをとって、種子を持ち込む。

しかし、こんなホームガーデナーレベルのタネに検疫証明をつけるとえらく高くつきます。手数料が、7000円近くします。

場所は、幸い、ニューヨーク市内、JFK国際空港の近くだったので、車の運転で主人の手を煩わせましたが、何とか証明書を取得することができました。
長い道のりでしたが、良い経験でした。

行く前は、厳しくて、無愛想な、麻薬捜査官みたいな検察官が調べるんだろう、とビクビクしていました。
が、何とまあ、植物大好きな職員の方々の、のんびりしたオフィスで、電話も「ハロー、ダニエルです。これから出かけますが、1時にはオフィスに戻りますからいつでもいいですよ〜」みたいなノリです。
女性の職員は、桜を見に行きたい、と私に名刺をくれる、など、とってもアット・ホームな雰囲気。
私の職場の上司のこともよく知っているので話が早い(私の職場では、密輸入しようとして、空港で没収された植物を引き取っていたからでしょう)。

でも、お役所仕事ですからね。
細かいことは、きちんとルールに従う。
「これは、人参と同じグループに入るので、輸出できませんよ」
チョコレート・レース・フラワー (Daucus carota)です。しょぼん。
「ああ、この矢車草のタネは原産地がオランダと書いてありますねえ。これは証明書を発行できません」。
ガーーーン。

私は初めて、日本の防疫所に電話をしました。
事情を話すと、「原産地がどこでも、アメリカから持って入るわけですから、本当にオランダのもの、という証明もできません。調べてもらってくださればいいんです」。
へえー、聞いてみるものですね。

というわけで、この事情を電話で話したら、担当のダニエル「そう言われればそうですね。じゃあまた、持ってきてくださいね」
のんきに軽く言ってくれます(涙)、帰国のバタバタの最中に。
でも、ありがとう!いくつかの種子は証明がもらえました。

画像2

成田空港では、検疫所の方が種子をチェック。虫を調べているのでしょうか。
とにかく問題なく、通過。

こうやって手に入れた、矢車草の種子。
大部分は知り合いに渡し、ではいよいよ、2019年の春に蒔こうとしたら、
あら、日本では、秋蒔き。
というわけで、昨年、秋まで待ってようやくタネを蒔き、限られた貸し農園のスペースなので、選りすぐりの苗を5本植えました。

さて、咲いてみると。
全て同じ薄いクールピンク。
もう、咲いてくれれば何でもいいです。

画像3

一つだけ、赤紫色の絞り入り。
でも、やっぱりこの花が一番好きです。

画像4

できれば、タネを採ろうと思っています。
F1(ハイブリッド種)なので、来年はどんな花が咲きますか。。。。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

画像5


サポートありがとうございます。