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花の上の朝露のような音楽

Facebookでたまたま流れてきて
なんだかとても気になる方がいた。

初めて見る方
なのだけれど

「瞑想ピアノ」
というフレーズに
とても惹かれて

その方のホームページから
CDの試聴をした。

私の好きなエリック・サティの
ジムノペディ

その聴きなれた曲の
美しい旋律が始まった途端に

私の中では音の粒粒が
水滴の様に見え

花の上に光る
朝露の一滴一滴が
音と共に滴り

心が震えた。

気がついたら
すでに泣いていて

私は聴きながら
嗚咽していた。

そして泣きながら
胸の中にあった
何かがじゅわーっと
溶けて流れるのを感じた。

この方のピアノの音は
音の一粒一粒が
美しく光る水滴の様に
潤い煌めき


スゥーっと真ん中を
清め流れながら
優しい甘い
清らかさで
細胞に染み込んでいくので

私はとてもびっくりした。

だってわたし
ちょっと聴いてみようと
試聴しただけだったので

何の心の準備もなく
聴いたので
驚いたの。


泣きながら

こんなことあるんだな
と思った。

美しい
音のつぶつぶ。

朝露みたいな
雨垂れみたいな
甘露みたいな

美しい音。

ホームページをよく見てみると
陶彩画の草場一壽さんのサロンでも
この方のピアノが流れているのらしい。

佐賀にある
草場さんのサロンの
美しい空間。


あの場所で
静かに流れていた
ピアノ曲は
この方の弾く音だったのか。

あの美しい空間を
思い出しながら
何かとても
納得した。

ピアニストの方のお名前は
ウォンウィンツァンさん。

いつか
ウォンさんのピアノを
生で聴いてみたい。

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