インフルエンサーとコスメ
興味深い記事を見つけたので共有したい。
これに絡めて、インフルエンサーコスメについて少し語る。
インフルエンサーコスメが大好きで、お世話になっているし集めているしとても注目している。
ユーザー目線の「これがほしかった」を叶えてくれたり、それぞれの世界観を表現したり、ブランドによって魅力は様々だが、企業コスメ(便宜上この記事ではこのような呼び方で統一したい)との大きな差は作る工程について作り手が語り、発信してくれるところにあると思っている。
ブランドとインフルエンサーのコラボ企画で開発の中の人のコメントが表に出ることもあるが、作り手自身(と私達が信じるアイコン)が自分の言葉で制作秘話を語るのは非常に興味深く貴重な機会であると思っている。
成分とコスト、テクスチャの実現に対する試行錯誤、諸経費との相談。このあたりの話題は一つ一つに重みがある。実際に使ったときにああこれが!と感動するポイントにもなる。容器へのこだわりや、流通に関する話なんて聞けた日には店頭で見つけただけでありがたみが増す。
そんな"夢"を見させてもらうのも一興。
インフルエンサーはただの広告塔で、実際の制作はすべてプロがやっていたとしても、企業コスメはそういう物語は用意してくれない。
コストの話にはロットの話が必ずつきまとっている気がする。そのため韓国で行われている取り組みは非常に興味深く感じた。この仕組みがあればもっとインフルエンサーコスメに溢れているのではないだろうか。海外のことには疎いが、ご当地ブランド的な形で立ち上げて地域を盛り上げることもできる。詳しい人がパッケージをつぶさに見ればネタばらしされてしまうリスクはあるかもしれないが。
インフルエンサーコスメは既に飽和しているが、個人あるいは少人数チームで商業的な取り組みをした経験をもっと発信してほしいと思う。ただ品物を享受するのではなく、誕生までの物語まで私は楽しみたい。
……企業コスメが公式チャンネルを立ち上げ、語り手を用意し商品をPRする時代も来るかも?それはそれで面白い。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?