風が吹いている。
1年ぶりに生音を聴いた。
家と職場の往復しかしない生活を続けていて
それは「懐かしい」でも「新鮮」でもなかった。
ただただ沁みた。
自己責任だけでは済まない職業柄
我慢が必要なので情報を遮断しているので
お知らせを頂かなかったら訪れることはなかったと思う。
短い時間だったけど、久しぶりにFaBの面子にも会えてとても嬉しかった。
ありがとう、山さん。
聴くたびに思うがsottoの2人は唄が上手くて声が良い。(…語彙力)
何故、最初からボーカルじゃなかったのだろう?と不思議に思うくらい。
山さんの書く歌詞は難しい。
で、難しいと頭に入ってこないはずなのに
何故か言葉は沁み込むように入ってくる。
柔らかいのに強い唄声の所為だろうか?と思う。
忙しさやら差別やら不自由やら
しんどいことが多い日々で見落としてた
生き甲斐どこいった??と探してみるような1日だった。
MCで山さんが、思うように活動できない現状を
「生き甲斐と生きるの間に風が吹いている」と表現した。
壁でも溝でもなく「風」だと言った。
目に見えない、でも確実に目の前にある「それ」。
それはつらいのだけれども
止むのを待つことも、向かって進むことも
乗ってしまうこともできるのかもしれない。
唄う哲学、ブラックスナフキン。