作詞家としての夢|松田聖子さんの楽曲


わたしは永遠のアイドル松田聖子さんの大ファンです
聖子さんの歌を毎日聴いています
今年さいたまスーパーアリーナで
行われたライブも行きました
わたしの母よりも年上の聖子さんですが
これからもずっと大好きなアイドルです

数え切れないほどの名曲がありますが
その中でも特に松本隆さんが作詞した楽曲に
鳥肌が立つくらいの衝撃を受けます
それも毎回聞く度にです
わたしの目標としている
大尊敬している作詞家さんです

なぜこんなにも
胸が締め付けられ
目を閉じると情景が浮かぶ
表現で溢れているのか
日々歌詞と向き合い研究をしています

そして個人的には出だしの歌詞が特に
インパクトが大きいように感じます
季節や天気そして気温まで
隅々まで想像が膨らむ一文が多く
何度聞いてもその情景を
思い描いては追いかけたくなるのです


松本隆さんが作詞した楽曲
パイナップルアイランド

「ねえ シュロの葉陰で」

出だし一発目から衝撃です
「ねえ」という表現の後に
「シュロの葉陰」

わたしはこの一文だけで
聖子さんが白いパラソルの下で
レモネードの夏を感じる姿を思い描きます

この「ねえ」があるかないかで
想像の幅の範囲も変わることでしょう

そもそも「ねえ」ってすごいと思うんです
英語に直すことができません
「Hey」になるからです

「ねえ」というだけで
時代や流行
どんな性格か表情といった
人物のあれこれ
そんな情報がぎゅっと
凝縮されているように見えます

今の現代において
このような表現方法や
受け取る側の想像力も
大幅に変化しています

そんな中でもわたしは
このような表現に
とても美しさと空のような
果てしない広がりを感じます


もう一つご紹介します
雨のコニー・アイランド

「水色の海辺を」

青でもなく
エメラルドブルーでもなく
透明でもない
「水色」なのです

わたしはこの「水色」の色に対して
年齢が比較的若く
ワイワイしているイメージが思い浮かびます
実際にこの歌詞は
「水色の海辺を 片寄せて歩いた」
「のっぽのあなたが 傘くらい持ってほしい」
と続きます

わたしの個人的な感想ですが
なんとなくおちゃらけながらも
少し不満が滲み出ている
そんなイメージを持ちます
もちろん想像は人それぞれですが
色や「傘」といった「雨」が降っている自然現象に
結びつける表現に
非常に心を打たれています

わたしが詩をつくる時
自然と隣り合わせでいることが多いです

季節が迎えてくれる時には
動物の暖かさを知り
また残酷さを知る

島へ向かうフェリー
飛行機から見下ろした町
雨の日に乗るタクシーのワイパーまでも
その毎日が人生の辞書を作るようです

松本隆さんに少しでも近づきたくて
日々研究しています


いつか松田聖子さんに
わたしの書いた歌詞を
歌ってもらうことが夢です



藤 なり花

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