「デザイン大国」|大学生の私がフィンランドに行って感じたこと
フィンランド=デザイン大国
ネットニュースや記事で何度も目にしたことがあるこのフレーズ。
デザインと聞いて私の抱いていたイメージは、マリメッコをはじめとするいわゆるテキスタイルデザインで、ファッション的な要素が強いと思っていた。
しかし、実際にフィンランドを訪れてみて、デザインと大きく一括りにしてしまうのはもったいないと感じた。
①パブリックデザイン
公共施設において、便利だな、分かりやすいなと感じたデザインが多くあった。
とにかくシンプルで、言葉の壁があったとしても、デザインを見たら理解できる。そんなものが多かった。
あとは空間デザインが秀逸だと思った。自然と一体化していたり、自分が一番心地よい場所を選択できるように、豊富な選択肢が用意されていたり。駅にしろ、図書館にしろ快適さとデザイン性が融合している。
ただ、どのデザインも目で見て分かることであるため、視覚障がいの人に対する配慮は日本の方が進んでいるような気もした。
②アート(芸術的なデザイン)
目に飛び込んでくるモノの鮮やかさが一際目立っていた。それは、お洒落なお店以外の普通のスーパでも。気分がパッと晴れるようなカラーパレットだ。街を歩く人々は、鞄やニット帽で色を取り入れて楽しんでいるようだった。
このカラーパレットの違いは、顕著だった。普段私はあまり派手な色を身に付けないけど、フィンランドにいる間はついついカラフルなモノに目がいっていた👀
本能的には鮮やかな色にも惹かれているけど、日本では派手で浮きそうだなっていう思いがあるのかもしれない…。心から好きな色を身につけよう!と思ったなあ。
マリメッコは国民的ブランド
この花柄は、一度は目にしたことがある人が多いと思う。これは、マリメッコで有名なウニッコ柄で、ケシの花がモチーフになっている。近年、日本でも人気があって、取り扱っている店舗も増えてきた。
そんなマリメッコは、1951年に創業されたフィンランドのデザインハウスだ。
ミッションの通り、マリメッコはフィンランド人にとって馴染み深いブランドであり、愛されているブランドであると感じた。
街を歩けば、あの人もこの人もマリメッコのロゴが入ったトートバッグを持っている。
特に印象深かったのは、男性もマリメッコの商品を愛用していたことだ。
男女問わず、老若男女問わず、幅広く愛されている国民的ブランドである。
自国で生まれたブランドに対して愛を持つこと。リスペクトを示すこと。それってすごく大事なんじゃない?と思った。
マリメッコは、デザイン大国フィンランドを構成する重要な要素の1つだと私は感じた。
デザイン大国と呼ばれる理由
ここまで、様々なデザインについて書いてきたが、フィンランドがデザイン大国と呼ばれる理由を私の言葉でまとめると、
である。
英語もままならない、そして海外旅行自体が人生で2回目の私が、4日間ヘルシンキ市内に滞在していて、暮らしやすいと感じた。
それは、紛れもなくデザインのおかげだ。
この国なら、私も生活できるかもしれない。そう思えたのはこの旅行の収穫だ。
また、フィンランドデザインは日常を彩ることで、ワクワクした感情を与えてくれると感じた。
感性が磨かれるというか、、?異国の地だからそう感じたのかは分からないけど、私にとっては刺激的な空間だった。
日本の教育に還元したいという思い
デザインの大切さをひしひしと感じた4日間のフィンランド旅行。
と同時に、フィンランドで感じたことを日本の教育にも還元したいと強く感じた。
特に、①のパブリックデザインは学校や公共施設、オフィスなどすべての場所に通ずる。
変革しづらい公教育において、フィンランドのデザインを取り入れていきたいし、日本風にもっとアップデートできる要素もあると考えた。
機能性とデザイン性をうまく両立させて、学校がより居心地の良い空間になれば良いなと思った。
職員室は、一日中居座っても苦ではないデザインにしたい。図書館も、ついつい足を運びたくなるような空間にしたい。
学校という空間そのものをデザインしたい。
自分にできることは何か。それを探りながら4月からの社会人生活を頑張ろうと思う。
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