トレード結果(2024/12/5 ユロドル)
休日で時間ができたので、また昨夜のトレードを振り返りたいと思います。今回は、雇用統計前日ということで、値幅が伸びないのではないかとの前提に立ち、勝ち逃げに徹するトレード戦略を立てておりますので、ご承知おきください。では、さっそく環境認識から順にまいります。
環境認識(4時間足)
チャートの形状は、前回のトレード記録掲載時と大きく変わっていませんが、逆三尊右肩が完成し、非常に強固で直近では突破できていない抵抗帯に到達して、さて次どう動くかというところまで局面が進展しています。
画像①から読み取った事
逆三尊が完成しネックラインに到達し、何もなければ上昇を見ていきたいところですが、あいにくこのネックラインが超固い!4時間足でも何度もアタックしては失敗していますが、それもそのはず、1.06000のキリ番と週足のレジスタンス、週足高値が近接していて、一旦跳ね返されるのではというイメージが、比較的簡単に湧くと思います。
このざっくりとした印象に加えて、私は4時間足チャートから二つの特徴を読み取りました。画像①に⇩が表示されていますが、ここまでの10本程度のローソク足を見ると、かなりきれいに雲の輪郭に沿って上昇してきたことがわかります。そして、その後緩やかに雲は下降のカーブを描いている…加えて、ネックラインを基準に、左肩の形成開始から完成、右肩の形成開始から完成に至るローソク足の本数を数えると、26~27本と、酷似していることがわかりました。これはよく見られる現象なのですが、チャートの縦軸だけでなく横軸(時間)も意識して、チャートはしばしば規則的に形成されることが多いことを現しています。左肩と同様の時間で右肩が完成し、その先は鉄壁といっていい抵抗帯。下がるかも???とこの時点で感じていました。
環境認識(1時間足)
画像②から読み取った事
1時間足チャートを見た時点は⇩部分でした。上下を抵抗帯で挟まれ、大きくとらえると1.06000~1.04600の間でレンジを形成していて、その上限に差し掛かったことを示しています。雲の形状と値動きだけを見ると、買い優位のレンジのように見えますが、上部の抵抗帯が、上述したように、一見して突破は無理だろう…と思ってしまいたくなるレベルの固さであることから、買い優位の流れは一旦止められると判断しました。
その根拠として、①上昇雲からの乖離幅が大きく、横軸調整または一端の戻り売りが発生しやすい形状②過去のトリプルボトムを見るとわかるように、強烈な上ヒゲの後下落しているという規則性③1時間足水平線と週足終値の重合点に価格が到達し、下降の動意があらわれやすい地点、の3つが認められると判断しました。
それに加えて、+αとして、以下の3点でショートに優位性があると考えました。①この時ドル円がロジック(輝&火花コラボロジック1時間足)合致のため、ロングで保有していたのですが(値が動かず後に撤退)、直下に150.00のスーパーキリ番を背にしており、下降を阻止されやすいローソク足が形成されていたこと、②ドル高要因となる米国10年債が高水準で推移していたこと、③ユロドルと相関関係にあるゴールド1時間足がレンジ上限から下降のPA(プライスアクション)を確認できていたこと。
これらから、ショートを決意し、15分足をトリガーとしてエントリーしようと思いました。ただ、この時、ドル円のもじもじ感から、既に雇用統計待ちの値動きに移行してきていると判断したので、直近で値が止まりそうなところまでしか狙ってはいけない、欲をかくと不規則な動きに巻き込まれるかもと思い、保有時間を極力短く完結させようと決めていました(ヒゲでのエントリーだったので、損切設定はセオリー通りそのすぐ上と決まり、逆にわかりやすかったです)。
環境認識(15分足)
※画像は決済と合わせたものを掲載
画像③から読み取った事
今回はドル円チャートの状況を踏まえて1時間足までで確度の高い分析をできた手ごたえを感じていたので、15分足は本当にシンプルに、タイミングとりとトリガー探しに絞りました。
上ヒゲ陽線のあと、画像③内で、縦ラインで示した陰線が確定した次の足が、ヒゲを作り終えて実体形成しだしたところで、ストキャスの形状も確認し1本目、その後グッと下落しだしたところで2本目を投入。利確ターゲットを直下のキリ番1.05500のすぐ上に設定しました。RRは1.5。逆張り的に入ったトレードでもあり、十分許容範囲でした。
結果
エントリー後、私用で席を外している間に利確ターゲットに到達し、あっけなく自動決済。左側にもみ合いのない、いわゆる『真空地帯』でもあったので、割とすっと下落してくれていました。雇用統計待ち相場の中トータル35pipsは上出来だと思います。
結果として下落は一時的に終わり、横軸調整的な値動きとなりましたが、これも雲との乖離から言えば想定内。想定内の分析をして想定内のエントリーができた。結果は勝っても負けても想定内だったけどたまたま勝てた…そういうトレードだったと思います。